SSブログ

最後の反乱:上院トランプ拒否権を無効に [米国2020年大統領選挙]

本年度7400億ドルに及ぶ米国国防費予算案、トランプは拒否権発動。

法案に含まれる、諸条件、例えば、イラク、アフガン撤兵、ドイツ駐留軍の削減等は大統領権限で無く議会決定事項とする事、南北戦争時代からの米軍基地名称変更、メデイア、に“自由で危険な”表現の自由を許す条項、等に反対して拒否権発動。

大統領拒否権を無効とする(overーriding)議会権限は上下院それぞれ三分の二の票決が必要。

民主党優勢の下院は先月末、圧倒的多数で無効票決。

昨日、米議会史でも希な元旦の上院票決が行われた。

結果、これまでトランプに盲目的絶対支持の共和党議員が、明確に反乱。

81-13票の意外な大差で拒否権無効を支持。トランプ拒否権がひっくり返った。

後20日に迫ったトランプ政権に対する最後の反抗となった。

尚、トランプの四年間、大統領拒否権は8回発動され、全て議会の反抗無く、有効とされた。

バイロン


nice!(0)  コメント(0) 

62-38:スコットランドとEU [連載ー英国EU離脱交渉]

連合王国UKは47年間の関係を絶って昨日正式にEUを離脱した。

2016年の国民投票でスコットランドは62対38の大差で離脱に反対した。

5月に総選挙を迎えるスコットランド。

自治政府首相のスタージオン女史(最大党Scottish National partyの党首)は、年頭の辞で下記表明。

・連合王国UKはEUと離れたがスコットランドは離別に反対。
 スコットランドはEUの変わらぬ友人である。

・スコットランドはUKから独立して、必ずEUに戻って行く。

・EUはスコットランドが帰りつくまで道に明かりを付けて置いて欲しい。

・5月の総選挙には、再度スコットランドのEU離脱の賛否、スコットランド独立の国民投票を
 求めて戦う。


バイロン





nice!(0)  コメント(0) 

活動的政府;ジョンソン首相 [連載ー英国EU離脱交渉]

年頭の辞として、英国ジョンソン首相はEU離脱の成功を自ら祝う。

今後テンポを挙げた”活動的政府(“state activism”)“を誓う。

他国の掣肘を受けず、国際社会にかっての大英帝国の栄光を積極的にとり戻す”政府活動”を約す。

“state activism”の典型的成功例として首相は英国産コロナウイルスの製造を挙げる。

曰く:
・英国オックスフォーフォ大学と、英国民間製薬会社、アストラゼネカに協同しワクチン開発を
 求めたのは政府である。政府の積極的リードである。

・大学と民間会社を結びつけ、その上必要な開発資金も政府が提供した。
 これも政府の積極的活動の適例である。



東洋の某国とは意識が違うようだ。

バイロン
nice!(0)  コメント(0)