青い波と株価

米国上院議会が民主党の手に渡り、バイデン候補の大統領就任も確認されて、米国を民主党が支配する”青い波(blue　wave）が襲ってきた。

４年続いた”トランプ　リスク”の不安定政治要素が消滅して、昨日米国の株価は一気に跳ね上がっている。

バイデン公約のコロナ救済資金の増額、新エネルギーへの新規財政投資、教育投資の強化方針は、積極財政路線を示し、連銀の金融緩和路線と同期する。

インフレが復帰し、リスク投資が回復、企業業績は上向く、との予測である。

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中国製コロナワクチン

ブラジル　サンパウロ市長の発表。

・中国、シノファーム社(Sinopharm）のコロナワクチン、”コロナヴァック”の臨床実験は、
　極めて有効。
　サンパウロ現地企業と協同して７月より１３，０００人に実験の結果、抗体有効率７８％を
　記録した。

・政府審査機関の承認を待ち、今月２５日より一般施療に踏み切れる。

・種痘は二回に分ける。コロナ抗体は最初の種痘から２８日目に現れる。

・超低温を要するファイザー社のワクチンと違い、保存温度が２－８度Cで特別低温インフラが不要。
　亦、安価である。


シノファーム社のワクチンは、現在、UAE、バーレーンで既に公式に使用されており、大規模の臨床実験はインドネシア、トルコ、チリーで行われている。

しかし、同社は西欧の検査機関に承認の申請を出していない。

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豪州 来月からコロナ種痘開始

昨日、豪州モリソン首相は下記表明した。

・今月末までにファイザー・バイオエヌテック社のコロナワクチンを承認する。
　承認と同時に、１０００万服を発注する。

・来月中にオックスフォード大学・アストラゼネカ社のコロナワクチンも承認する。
　承認と同時に、地場薬品会社が同ワクチンの製造を開始する契約が纏まった。

・一般接種を来月中に開始する。
　３月末までに４００万人に種痘する。

・種痘順位は、１)医療現場従事者、老人施設入居者、同所医療従事者、州際警護兵士。
　２）７０才以上の豪州人、５５才以上の原住民(アボロジニー）。
　３）健康産業従事者、既往症保持者、緊急作業従事者。

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トランプ劇場 幕引き

ワシントンの国会議事堂が犯され、民主党議員が音頭を採って、トランプ排除の芝居が始まる。

昨日、議会両院の新大統領確定の議事が終わり、全議員は２０日の大統領就任式まで出身選挙区に正月休暇に帰っている。

下院議長で、民主党党首のペローシ女史は、トランプこそ議事堂に暴徒を乱入させた張本人だと非難。

ペンス副大統領に憲法修正２５条により、即時トランプの退任を閣議決定するよう要請。

応じなければ、民主党は”再び”トランプ弾劾決議を行うと定例記者会見で語った。

修正２５条は、大統領死亡、負傷、疾患等で．大統領が責務遂行不能の際の処置を定めた条項。

副大統領が代行する定めの条項。

現実は、あと１２日の就任式でトランプはバイデンに座を譲る。

即時退任と言ってもトランプに残るのは数日。

亦、弾劾作業は、数ヶ月かかろう。

ペローシ一派の動きは政治ジェスチャー。

しかし、メデイアは飯の種と、盛んに”修正２５条”報道合戦を始めている。

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