フランス大統領選挙 ルパンの人気 [欧州]
あと一週間でフランス大統領最終選挙。
現職マクロンが再選されれば2002年のシラク大統領再選以来で2期連続の珍しい事態となる。
対抗馬の極右候補ルパン女史の姿勢は:
・極右主義者のレッテルを嫌い、左右双方の代理と主張している。
・生活苦に悩む田園の労働者を代理すると称しており、都市のエリー
ト、富裕層を代表するのがマクロンだと主張している。
・国家財政の拡大、国民の税負担軽減、早期退職と年金の充実、
を唱える。
・フランス企業、労働者優先で、外国企業、外国労働者の劣後を
主張している。移民対策では、イスラム教徒、外国人、排除の姿勢
を崩さない。
・EU法よりフランス法が優先すると主張し、フランスのEU離脱を
ほのめかす。
・従来より親ロシア姿勢が強いが、ウクライナ侵攻で、プーテインと
は一度しか会った事がないと強調し、距離を置いている。
トランプ登場以来のアメリカに似て、フランスの政治、民情は過激化しており、ルパン勝利を否定できない状況。
バイロン
ドイツ転換点 ロシア外交 [欧州]
ナチの暴挙を謝罪し続けるドイツの対ロシア外交は、贖罪感に覆われ、対話と強調路線を進めてきた。
しかし、2月24日のロシア ウクライナ侵攻に衝撃を受けて、ショルツ首相は、今や、有名な単語となった”転換点”スピーチで、対ロ外交の基本を変更すると宣言。
友好路線から対抗路線に舵をきる。
三点についての過去の路線変更。
一にに反ロシア国への武器輸出の拡大。
二に、自国軍事費の増強。
三にエネルギーのロシア依存からの脱却。
現時点の問題は、宣言に沿った行動、政策実行が手ぬるい、との国民の批判。
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