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暗いエジプトの明日 [アフリカ]

エジプトのシシ将軍、10年前に国民生活改善を謳って大統領に担がれて来週は、連続3期の、”独り馬”の再選選挙。対抗馬は皆、排除されてしまった。10年経ってエジプトの経済はどうなったのか。インフレ率は飛躍して沈静化しない。政府発表の、10月のインフレは前年同月から、38.5%の上昇。9月は40.3%。アラブ国家群でも群を抜いて悪い。(BBC記事では、実態はもっと悪い)。最近の6か月で自国通貨、エジプトポンドは対ドル、50%も価値を失っている。食料を始め、輸入品価格は、通貨安の影響をそのまま反映して飛び上がり、世銀調査で1億人の人口の3割が”貧困以下”の生活を強いられている。自国産業が育たず、輸入頼りの経済体質で、国家経済の収支が合わず、既にIMFより200億ドルの借款を受けている。

シシ再選の独裁政治が続き国民生活はさらに悪化の予想。

可哀そうなのは国民大衆である。


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”自由のパイナップル” カナダと台湾 [国際]

カナダは台湾と正式外交関係は無い。しかし、カナダと中国本土の共産党政権との関係は冷え切っている。台湾の独立を阻止しようと、中国は次々と、外交、軍事、通商の障害物を投げかける。2021年に、中国政府は、台湾産のパイナップルの輸入を禁止した。カナダは、すぐさま、同情して台湾製パイナップルの輸入に乗り出した。ロシアのウクライナ侵攻で、次は中国本土から台湾進攻が始まると、危機感をもってカナダ政府は、台湾政府に肩入れしている。コロナ風邪騒動以来、カナダから中国本土への政府訪問は無い。それに比して、今年、カナダ議員団が既に三回台湾を訪問している。同情のパイナップルは”自由のパイナップル(フリーダム パイナップル)”と呼ばれ、今や、急増しているカナダ―台湾貿易の呼び水となり、両国通商のシンボルとなっている。台湾のハイテク産業はカナダに花を咲かせそうだ。


バイロン

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来年のCOP29 アゼルバイジャンに決定 [国際]

今年のCOP28の主催国UAEは世界で7番目の原油生産国。昨日、来年の主催国がアゼルバイジャンに決定したが同国は輸出の9割が原油。2025年の主催国に既に決まっているブラジルは、先週、オペックプラスに参加を表明した”原油生産大国”。化石燃料からの脱出が命題のCOP会議主催国が3回続いて化石燃料の”チャンピオン”。ややこしい地球ではある。



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