地上の地獄:IPCCリポート

世界気象学者234名が国連気象変化パネル（IPCCーIntergovernmental Panel on Climate Change )でまとめたリポートが今週発表された。

8年ぶりのリポートである。

人造の温暖化ガス排出阻止に、何も手を打たぬ、最悪のシナリオで、地球気温は2060年に3度C、2100年には5.7度Cの気温上昇（1850年から1900年の平均気温に比較し）となり、”地上の地獄”（“hell on earth”）となる、と結論。

人類文明の存在、そのもの（”very existence of human civilisation”）が脅かされる、と結論づけている。


バイロン

オリンピックが終わった蓼科高原

私は2歳になるトイプードルの雌犬です。主人がベルリンで見たエジプトの女王、ネフェルテイテイの彫像に因んで、テイテイと名付けてくれました。今年も、主人の長野県蓼科高原の山荘にきています。この1週間、主人は、テレヴィに釘づけで、東京オリンピックを見続けました。東京のお家は、オリンピックのスタジアムから、近いのですが、何しろものすごい暑さだし、直接見に行く切符もありません。北八ヶ岳連峰に繋がる標高1400メートルの山荘は涼しく、空気が乾いていて、とてもいい気分です。私は何時も主人の膝の上でオリンピック観戦に付き合いました。でも、昨日で閉幕。主人は、急に　することが無くなってうろうろしています。
テイテイ

精神的麻薬：中国のウェブゲイム取り締まり

中国政府は、巨大情報企業の管理、規制に動いている。

最近の傾向は、幼年層のオンライン　ゲイム漬けに焦点、警鐘をならす。

政府の標語に、ゲイムは子供を蝕む”精神的麻薬”との位置づけが見える。


バイロン

ポスト トランプ：インフラ法案上院を通過か

30年の上院議員経験を持つバイデン大統領。

熟練の議会対策が奏功した。

目玉の1兆ドルインフラ整備法案。

与野党、50－50の分裂上院議席。

トランプの指示で頑固に固まり、法案に絶対反対の共和党に終に亀裂が走った。

昨日の議事進行に拘る審議で、議論終了し最終採決に移行する動議が６８－２９で可決された。

8名の共和党議員が、”脱藩”、民主党議員に同調。

久しぶりの”超党派”議会の姿が見えた。

トランプはすぐさま声明を発して、この法案に賛成の共和党議員を馬鹿者呼ばわり（ “foolish enough to vote in favour of this deal”）。来年の中間選挙に支援を差し止めると宣言.。


上院は、本日、本案に最終票決予定。

票は手続き投票通り68－29で通過の見通し。

悪名高いアメリカの”政治リスク”解消に小さな一歩。

だが、この先、3.5兆ドルの超大型”バイデン予算”審議が待ち構える。

バイロン