シンガポール コロナ対策変更

シンガポール政府は従来のコロナ風邪対策の基本姿勢を変更すると発表した。

従来の施策基本は"ゼロ伝染"施策。

これから"ニュー　ノーマル"施策に切り替える。

新原則の要点：
・コロナ風邪感染数の､日々の報告を廃止。
　天気予報に似て､報告はあっても､天気を変えるのは不可能。
・代わりに医学、治療上の情報、例えば、入院者の病状、対応の現状、治療の進展、退院者の
　フォロー等の公知を図る。
・国民は､コロナの実態を具合的に理解し､コロナと"共に生きる"知恵を得て､最終的に､コロナも通常の
　インフルエンザのように、容易に対応できる自信と安心感を持つようにする。

バイロン

グリーンランド 石油ガス探鉱禁止

世界最大の島、グリーンランドは国土の85％が氷に覆われて人口僅か6万人。

2009年に､デンマークに外交、防衛、通貨政策を委ね､独立している。

氷の下に豊富な石油ガス資源が眠ると､シェル､シェヴロン等、世界の企業が探鉱に乗りだしていた。

4月に政権交代。

新政府は今後、グリーンランド内の石油ガス発掘の許可書を発行しないと発表。

気候変動で､解氷が進み、温暖化防止のため、今後、水力発電導入に舵を切り、世界の投資を募る。

尚､同国は希金属の宝庫と目指され､既に中国資本が進出しているが、新政府は､対中政策も見直すとした。

バイロン

コロナ風邪とマスク；自由か失策か

イングランドは来週、月曜日から､コロナ風邪対策の制限ルールを全廃する。

マスク着用も強制せず､”推奨"の個人責任となる。

医学界に今更のごとくマスクの"科学的効果"につき議論が舞い上がっている。

世界の様子だが：
・イスラエル:人口の85％が完全種痘。
　コロナ対策の諸規制を緩和してきたが､デルタ変種緊急対策として屋内のマスク着用を再び
　法的に強制した。

・アメリカ:州によりデルタ変種対策を練り直し中。
　カルフォルニア州　ロスアンジェルズ郡は今週、完全種痘者も含み屋内でのマスク着用を
　強制した。

・EU:マスク廃止の動き無し。イングランドの動きをEU離脱の分離活動と見る向き多い。

・アジアにマスク放棄の動き無し。

・WHOはマスク着用勧告を改めず。

バイロン

米国中間選挙:政治資金共和党優勢

来年のアメリカ連邦議会中間選挙。
上下院とも与野党の差は些少で激戦が予想される。
今週、民主共和党本部は6月末での政治献金の確保状況を発表。

1月議会に暴徒が乱入、トランプの示唆による民主主義への挑戦として法的断罪の動きがあり、また未だにトランプは先の大統領選挙は民主党に"盗まれた"との主張をくりかえしている。

未だにトランプ支持で結束が強い共和党への政治献金額が､減少するとの予測だったが､逆に、増加し､民主党への献金額を大きく上回っている。

下院中間選挙費用として集まった第二四半期の献金額は共和党は4550万ドル。

民主党は3650万ドルで大きな差がついた。

アメリカの選挙、政治献金量で決まるとも揶揄される"マネー競争"。

共和党献金者に､現職議員2名の600万ドル、400万ドルの"個人献金"が見える。

来年上下院議会で共和党の逆転勝利を果たし､トランプは2024年の大統領選に出馬すると仄めかしている。

バイロン