EU回転議長国にスロヴェニア

今月からEUの議長国にスロヴェニアがポルトガルの後を継ぐ。

6ヶ月の循環任務である。

ジェンサ首相は右派のリーダｰで前アメリカ大統領トランプの信奉者として知られる。

独裁政治家で先輩のチトー将軍を尊敬する.

トランプに似てトウイッターの常用者、そこで綽名が”トウイトー将軍”、トランプとチトーとの合成語。

兎角、EU中央政治に楯突く変人と見られる。

国内でも国営放送の権限削減、メデイ管理等強引な施策で不人気。

コロナ風邪対策の欠落で辞任要求の民衆デモが起きている。



スロヴェニアは1991年にユーゴースラヴィアから独立。

2004年に旧ソ連同盟圏からEUに最初に参加している。


尚、EU議長国の任務はEU首脳のサミット会議の纏め役。

その任務の多くはEU理事会に移管されて”名誉職”化している。

バイロン

混乱の豪州コロナ対策；7都市に外出禁止令

デルタ変種のコロナ風邪が全土に拡散の兆し。

豪州政府は、シドニー、パース、ブリスベイン、ゴールドコースト、タウンズヴィル、アリス　スプリングス、ダウウィンの7つの都市に緊急外出禁止令を発した。

1200万人の国民が足止めされる。

同時に、モリソン首相は”40歳以上の”希望者には全員アストラゼネカ社のワクチンを種痘すると発表。

これに国家医療協会が噛みついて居る。

副作用の懸念で、同ワクチンの接種は”60歳以上”の老齢者に限るとした以前の決定に反しており
無責任でショッキングな発言だと攻撃。

国民の間に、モリソンのコロナ対策に抗議の声が突沸。

封鎖措置に一貫性無く、常に後手後手に回り、未だに全国民の完全種痘率が5％の低位にある、アストラゼネカ社ワクチンの代替のファイザー社ワクチン、その他ワクチンの入手を怠たり必要量さへ無い、と非難は厳しくなった。

バイロン

49．6度C: カナダ リットンの熱波と山火事

本欄で触れたカナダ　西部ブリテイッシュ　コロンビア州、バンクーバー北東の小村、リットン。

温暖から寒冷地帯に属し、住居に冷房装置はない。

今週初めに突如襲った熱風。

昨日、49.6度Cのカナダ最高気温を記録した。

熱射病の死亡者は増え続ける。

同時に周辺に山火事が発生。全村民は家を捨てて避難。

バイロン

OECD 国際最低法人税に合意

昨日、パリにおけるOECD会議で参加139カ国中130カ国の賛成で、巨大国際企業に対する国際法人税一律15％の課税が決まった。

一定の利潤につき巨大国際企業は課税され、利益の根源となった国家に分配される。

来年、施行詳細を決め、2023年より実施する。

アイルランド、ハンガリｰ、エストニアは課税権は個々の国家主権行為だとして反対。

複雑、多岐分野に関連するので、同意への道筋は妥協の例外を多く生み出している。

例えば、銀行業、鉱山業、原油ガス業は新規課税を免れる。

アメリカの共和党は、即刻反応し、新規課税の被害を受けるのはハイテク企業を主に米国の大企業で、彼らの利益が外国に奪われ米国の雇用が減る、と反対姿勢を見せている。

バイロン

脱税 刑事訴訟:トランプ企業

昨日、ニューヨーク　マンハッタン州裁判所で、トランプ企業、そのCFO　ウイゼルバーグは15件の脱税容疑で刑事告発された。

トランプ企業は、役員の住居費、家具、車、教育費、等、個人負担となるべき支出を会社が肩代わりするシステムを16年間続け、法人税、個人所得税の脱税を行ったとする。

尚、トランプ個人と子供三人は起訴の対象となっていない。

.亦、民事で無く刑事犯罪とする点が注目される。

バイロン