モスクワ便キャンセル

ベラルーシのライアンエアー機強制着陸事件以来、EUは抗議して全EU航空会社のベラルーシ領空の飛行を禁止している。

欧州からロシアのモスクワへの航空路は遠回りとなり、時間と燃料が余計にかかる。

昨日、ロシア政府は､エール　フランス、オーストリア航空のモスクワ便の受け入れを拒否。

両社のベラルーシ上空を飛行しないルートは認めないとする。

露骨なベラルーシ支援のジェスチャー。

選別的報復のジェスチャー。

他の飛行機会社の旅客便、貨物便は､ベラルーシ上空を避けたルートを飛行してもモスクワ着陸を許可されている。

バイロン

アイルランド議会 イスラエル非難決議

昨日、アイルランド議会は､イスラエルのパレステイナ占領地における住宅建設を"事実上の併合行為（de facto annexation）"とする非難決議を採択した。

斯様な言辞の使用はEUメンバー国で最初。

バイロン

アマゾン MGMを買収

米国映画界のレジェンド企業、100年の歴史を持つ映画作成会社MGM（Metro-Goldwyn-Mayer)をアマゾンが買収に成功。

買収金額は82億ドル。

情報産業界の風景が変わる。

バイロン

環境対策：シェル有罪

環境団体、地球の友、その他6のグループ、及び17000人の訴人による､国際石油会社、シェルの環境政策を人権に対する犯罪とする訴訟。

昨日、オランダの法定はこれを認めシェルの有罪を判決。

環境破壊から将来世代を救うのは国と同様、”企業にも責任あり”、と判定。

国際的に初の私企業の環境保護義務を認めた。

判決の主要部分；

・シェルの環境政策である温室ガスの排出を2030年までに現在の20％削減する､とするコミット
　は不十分である。
　国際環境規制(パリ協定）である今世紀末までに地球温度を上昇を1.5度C以下に抑える合意を無視し　　
　ている。
　企業責任を果たしていない。

・シェルは2030年までに20％で無く､45％の削減を行うべき。

バイロン

インド変種；欧州逆戻り

フランス政府は今月末より､英国からの旅行者に到着から1週間の隔離検疫を課す。

英国にコロナ　ウイルス変種の伝染が急増中で緊急の対策。

開放路線に逆行。

インド変種、B.1.617.2が増え続ける。

既にドイツは先週より英国からの旅行者に2週間の強制検疫を課している。

オーストリアは6月1日より英国からの直接航空便を全て禁止する。


バイロン

大量銃殺害(マス シューテイング）：始末に負えぬ米国

銃による多数殺害(マス　シューテイング）事件は、"4人以上が銃で殺害された"事件と定義される米国。

今年になり既に230件のマス　シューテイングが生じている。

昨日はカルフォルニア、シリコンヴァレー近くのサン　ホセ鉄道会社で9名が朝礼中に乱入した男に撃ち殺された。

全土に繰り返される銃規制の要望。

現場に駆けつけた、ニューソム州知事は"一体､米国はどうなったのか、何時になったら国民は銃を捨てるのか”と嘆いた。

昨日バイデン大統領は議会に対し早急に銃規制を決議するよう要請した。

バイロン

要塞オーストラリア

世界に先駆けコロナ防戦に国境封鎖を施行したオーストラリア。

来年は総選挙。

モリソン首相は､コロナ防御に"来年の半ば(mid2022）まで国境封鎖を続けると明言。

都合2年半の鎖国となる"要塞化宣言”である。

人口2500万人の3割が外国産まれ．亦3割が少なくとも片親が外国産まれで、国民の半数以上が海外との関係があるお国柄。

100万人が海外に勤務、居住して来た。

これまでの封鎖で国家経済の規模が収縮を続けている。

低中所得の労働者階級に国家の庇い手が届かず､一部が貧民化してきた。

厳密な検疫手段で海外の家族の帰国もままならない。

だが厳格な国境封鎖の防疫効果は良く､国民に安堵感を与え、逆に種痘が進まない．

現時点で人口の1割しか受種していない。

海外の技術者の入国も消えた。

バイロン

コロナワクチン 香港の奇妙な現象

BBCが報じている。

人口750万人の香港。

ファイザー社製品、中国製シノヴァックのコロナワクチンをそれぞれ750万服分購入済み。

準備万端整えたが､市民が種痘を拒否。

現在迄。僅か14％の市民しか種痘を受けていない。

香港政庁の民主化運動弾圧で、市民は種痘の勧めも信用せず無視している。

その結果、手持ちのファイザー社のワクチンの使用期限が来て、廃棄処分を行わなくてはならない。

後、残り3ヶ月の有効期間で政庁は10月にはファイザーの種痘場所を閉鎖すると警告。

以降、新規購入はしないと警告。

バイロン

6月16日 米ロサミット決定

米バイデン大統領は来月英国でのG-7,ブラッセルでのNATOとの会談に出席の機会に､16日、ジュネーヴでロシア　プーテイン大統領と初の首脳会談を行う。

今回、バイデンは大統領として初の外遊となる。

先週、米国務長官ブリンケンとロシア外務相ラヴロフはレイキャビックで根回しの準備会談を行っている。

ここ数年の世界の姿に影響する重大会談。

米ロ関係は冷戦後最悪の状態。

バイロン

日本は完敗ではない。エモット氏の励まし

元エコノミストの編集長だったエモット氏（Bill Emmott ）がFT紙に下記寄稿している。

コロナ風邪疫病対応に、何とか成功したのはアメリカ、英国それに、中国。

欧州は混乱ばかりで明瞭な対策に欠ける。

完全な失敗例が日本ー”Japan totally blundered”。

だが、いまだに有効なワクチンは世界に行き渡らない。

経口のワクチンも開発されていない。

コロナ対応は道半ばである。

欧州、日本にも貢献の道は未だ開かれている。

バイロン