”岸田ショック”：投資利益増税を仄めかす新首相

日本の新首相が決まった途端､日本株の投げ売りが始まった。

岸田首相は､投資利益に増税を課すとの､発言を行ったと解され、内外の投資家が一斉に売りに転じた。

コロナ後、経済の活性化が急務。

彼の投資増税発言はタブー。投資家冷遇発言は禁手。　

世界の”魅力ある投資市場”の看板競争に登場早々、背を向け逆走、日本への投資魅力に冷や水をかけた。

”岸田ショック”なる新単語が投資家世界を飛び回っている。

尚、バイデンの投資利益増税は､明確に区分された特別高額所得者に限り､賦課される。


バイロン

ＥＵバルカン拡大；”２７＋６”先送り

欧州、バルカン諸国への中国の接近が激しい。

しかし、今週のＥＵサミットで　懸案のバルカン６カ国のＥＵ参加時期（２０３０年が目標）を先送りとした。

６カ国はアルバニア、ボスニア､コソボ、モンテネグロ､北マケドニア、とセルビア。

（現メンバ－２７カ国、それに６カ国が加わる。即ち､”２７＋６”構想）

ＥＵ参加につきそれぞれ国内意見に温度差がある。候補国間の対立もある。

サミットは当面､６カ国に開発資金として３００億ユーロの有償、無償の提供を決定した。

バイロン

仏大使豪州に帰任：潜水艦契約違約金交渉

事前通告無く”背中を刺された”と豪州を非難したフランス。

通常潜水艦の買い付け契約をいきなり解約された。

フランス製の通常潜水艦から米国製の原潜にきり変えた豪州。

”国益優先の決定”だと強弁。

フランス政府は､駐豪仏大使を本国に召還､抗議の姿勢を崩さなかった。

しかし､フランス政府は昨日、大使の帰任を決定。

大使は､フランスの権益の防御、確保に専念すると表明。

豪州の一方的な契約解除につき､違約金、損害賠償の支払い交渉が始まる。

バイロン

ムッソリーニ孫娘 ローマ市議会２期目当選

イタリア　ファシスト独裁者、ベニート　ムッソリーニの孫娘、４７歳の孫娘、ラシェル　ムッソリーニは週末のローマ市議会選挙で､２期連続当選。

極右政党、”イタリアの友”党に属し、前回より票を伸ばした。

彼女は､独裁者の息子、ジャズピアニスト､ロマノ　ムッソリーニの娘。

ロマノは､女優ソフィア　ローレンの義理の兄弟。

バイロン

”雪解けではないが堅実な前進”：年内米中サミット

昨日、スイス　ジュネーヴでの米国大統領補佐官サリバン氏と中国共産党外交部長楊氏の会談。

６時間のやりとり後、サリバン氏の記者会見；
・年内にバイデン大統領と、習主席のヴァーチャル会議が合意された。

・楊氏とは、－香港民主化運動の抑圧ー新疆ウイグル族の扱いー台湾周辺での中国空軍の威嚇行動ーに
　ついて十分意見を交わした。

・今回の会議は”雪解け”では無いが”建設的前進”だった。

バイロン

アメリカ デイフォルト回避

アメリカ連邦上院議会　共和党院内総務　マコーネルは昨日記者会見。

主旨：
・今月１８日の連邦政府借り入れ限度に関する議会承認締め切り日に､共和党は一時、
　限度を解除する事に同意する。

・但し、民主党は､無制限で無く､明確な上限額を提示しなくてはならない。

・新限度は１２月まで作動する。

ホワイトハウスの反応；
・取りあえず､当座の政府不履行は回避できた。

・マコーネル発言は､明瞭さを欠き､彼の同意内容を詳しく検討する要がある。


来年の中間選挙での共和党復権、２０２４年のトランプ大統領戦再出馬を睨み､政府借り入れ限度問題は既に熾烈な選挙争点となっている。

バイロン