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軍隊からお裾分け:レバノンの電気 [中東]

一応の形を持つ国家が瓦解していく過程がこのようにハッキリと見える事例も多くない。

ドルの外貨準備が底をつき、発電原料の軽油輸入が止まって、レバノンは先週土曜日から全国的に停電となった。

そこで、登場はレバノン軍隊。

彼らが手持ちの軽油を一部発電所に緊急提供。

同時に、国立銀行は1億ドル分の信用供与を決定。

国有発電所は、軽油輸入を開始できる。

本日から、細々と電灯がついたが、解決は臨時に過ぎず、先行きは”暗い”。

バイロン
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豪州シドニー市 コロナ規制から解放 [アジア]

濠州最大の都市シドニー。

ニューサウスウィルス州の州都。

州政府は、16歳以上の州民70%が”完全種痘(2服の種痘)”を達成したとし、本日より、コロナ規制を”殆ど”廃止した。

107日間続いた”完全ロックダウン”からの解放。

パヴ、バーも完全開店。

未だ日中なのに店は自由を祝う人々で超満員。

レストランも、員数制限無し。

家族間、友人間の家庭訪問も自由に。

州政府は種痘率が80%に達したら、”全ての規制”を廃止すると宣言。

解放宣言はウイルス全除去でなく、”ウイルスと共存する方針( "living with the virus)".への”転進”表現。

州知事は、ワクチンの完全普及と、医療体制の再編成で、感染しても治療に自信あり、と表明。

解放設備の利用に、公的種痘証明を必要とせず、個々の設備所要者の判断に任せるとする。

日本と並んで先進国中コロナ対策が遅れ、ワクチン確保が最低と評された濠州、見事な、転進ぶり。

バイロン
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イラク総選挙;投票率30% [中東]

2年越しの国内政治騒乱の中にいるイラク。

石油大国が富の偏在、汚職に悩む。

貧困の大衆。

若者の反乱で収拾のつかぬ政情。

昨日、3年ぶりの期前総選挙。

2500万人の選挙民が新しく拡大された359名の議員を選ぶ。

新ルールで約四分の一議席が女性議員に割り当てられる。

昨日の投票率、30%台と低い。

一部若者グループが選挙ボイコット。

相変わらず、イラン派と、イラン排除派の争い。

バイロン
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ポレシット:ポーランドEU離脱騒ぎ [欧州]

EU法と、メンバー国の国法とどちらが優先するか.長い神学論争である。

英国のEU離脱にも繋がった論争。

先週、ポーランド憲法裁判所が、国法優位と判断。

途端に国が割れる騒ぎが生じた。

EUの諸法がポーランド自立を妨げていると、一部国粋派、右翼国民が、EU離脱”ポレシット”を叫ぶ。

昨日、首都ワルシャワに数万人の大群衆が、EU離脱反対と街頭に繰り出し、全都市で同じ調子のプラカードが見える.

”共産主義に戻らない”の主張。

EU参加以前、ソ連傘下で苦渋をなめた大衆の反応。

バイロン
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AIで中国に完敗;辞任した国防省情報オフィサー [アメリカ州]

米国国防省が新設した”ソフトウェアー オフィサー”職を1週間前に辞職したケラン氏はFT紙とのインタビューで下記語った。

・アメリカ軍は、中国にAIで完敗している。その差は15-20年に開いている。

・アメリカは中国のサイバー攻撃に有効な対抗策を持たない。
 アメリカの子供達の将来を危機に晒している。

・米国軍事費は中国の三倍だが、固定化したビュロクラシーで武器、部品の調達コストが異様に高く、
 実質軍事力は進化していない。
 高価な5世代F-35戦闘機開発より、AI技術の開発が重要だ。
 戦争の様態が変化している。

・中国はAI技術,機械学習(マシーン ラーニング、サイバー技術分野で先進し、
 メデイア、ジェオポリテイクスをコントロールで世界を圧倒しよう。

 アメリカは比較すると”幼稚園レヴェル(kindergarten level)である。

・情報機器開発の進歩が遅く、中国に無策のまま軍事的優位性を奪われており、国防省の怠慢に抗議
 して辞任した。
 議会証言を行う。

バイロン
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