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伊達男 カーンのパキスタン [アジア]

パキスタン ナショナル クリケットチームのエイス、ロンドンで教育を受け、伊達男振りを発揮してウェストエンドのナイトクラブでプレイボーイの噂が高かったカーン氏は、とうとう念願のパキスタン首相の地位を手にした。

ところがパキスタン経済は停滞の最中。

全輸入の三分の一がサウジからの原油で代金支払いが重くのしかかる。

一方輸出は急降下で絶不調。

先月20日、中央銀行は、外貨準備が僅か二か月分の輸入しか、カヴァーできないどん底(90億ドル)になったと発表。

IMFは120億ドルの緊急融資の検討に入った。

実施されると13回目の緊急救済。


一方、油断ない中国は前年度予算年度の穴埋めに50億ドルの借款を行い、パキスタンの”友人”として助けの手を伸ばした。

カーン氏は選挙公約で、年金の拡大、基礎教育の拡充、農業人口に補助金、電気料金の一部国庫負担、等々の大風呂敷を広げていたが、IMFローンが実行されると現状以上の緊縮財政を強いられる。

若者の背中に乗って首相になったイケメン首相の政権運営はまことに苦しい。

既に彼の首相就任の時点から通貨ルピーは対ドル20%の減価、下降趨勢は止まらず年内にさらに10%の下落が予想される。(カーン氏は現在組閣に大童)

バイロン


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トランプのイラン制裁 [中東]

トランプ中東外交の鍵、対イラン姿勢。

レジームチェインジにまで続きかねぬ強圧外交。

これからの制裁発動予定は下記のとおり;

・8月7日発効分制裁;

 イラン政府機関による米ドル購入の停止。
 金、貴金属の購入の制限。
 炭素材、金属、石炭の取引制限。
 イラン製絨毯、靴類のアメリカ輸入制限。

・11月4日発効の第二弾制裁;

 船舶運用制限。
 原油、石油製品、化学品、エネルギー関連製品の輸出入制限。

 イラン原油輸入国に輸入の停止を求め、聞かぬ国には応分の制裁を課す。

この一か月でイラン通貨リアルは対ドル50%の大減価。

バイロン
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エクソダスの始まりか [連載ー英国EU離脱交渉]

イギリスのEU離脱は目と鼻の先。

イギリスはユーロ圏に属していないが世界の金融センターとしてロンドンはユーロ通貨を使用する種々金融取引の清算場所として権威を誇ってきた。

離脱に従い、ますますユーロ圏とは遠ざかるイギリスにユーロ通貨清算業務を独占させることは規制上危険だとの意見がEU側に強い。

先週、ドイッチェバンクはユーロ清算業務をロンドンからフランクフルトに移管すると公表。

他の主要銀行30行も次々とロンドンを離れEU都市への同様業務移管を考慮中と言う。

バイロン
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疑問詞―アメリカ経済 [経済]

アメリカ第2四半期のGDPが4年ぶりの好調さで4.1%の大幅拡大。

同期のインフレを勘案すると名目7%に近い大躍進。

トランプ周辺は鬼の首でも取ったように経済政策の正しさを宣伝する。

しかし、専門家の判定では、米中貿易戦争を見越した同期のアメリカより中国への大豆他農産物の駆け込み輸出の爆発的増加が原因で、GDPの急伸は一時的現象としている。

バイロン
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壁のカネ出さねば政府閉鎖 [アメリカ州]

支離滅裂もまだトランプには褒め言葉だ。

アメリカ連邦予算、議会は9月末日までに通過させねばならぬ。

トランプは公約に反して、メキシコ国境に建設する壁の費用を、自国納税者に押し付けようとしている。

トウイッタ―で曰く”健全な移民対策(すなわち、壁の建設)費用を民主党が出さぬ(すなわち、予算計上に反対)と言うなら、政府支出の全てを停止して、政府機能を閉鎖する”と単純そのものの恐喝言辞。

これが一国の大統領の見識か。

バイロン
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