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スコットランドの立ち位置 [欧州]

スコットランドのスタージェン首相、同郷の産業界代表を率いてドイツ訪問中。

ドイッチヴェール紙とのインタビューで下記表明。

・2年前の連合王国イギリスは全構成部分を含み、僅か、2%の僅差でEUからの離脱を決めた。

 スコットランドは圧倒的な62%が離脱に反対した。

・その後、英国のEUとの離脱交渉は、交渉の名に値しない。

 一体、離脱後、連合王国が何を欲しいのか、まるで明確で無い。
 
 交渉の失態の責任は挙げて現英国政府にある。

・スコットランドは、公平で平和的な欧州の一国であることを望んでいる。

・英国は、スコットランドが、離脱交渉の困難に乗じ再び連合王国からの独立を狙っていると非難す るが、非難は的外れである。

 スコットランドは、英国とEUの離脱交渉結果を、確認、理解した上で、態度を決めようとしてい る。

 ロンドンの議会は、スコットランド エジンバラの議会を軽視してはならない。

バイロン

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NATOサミットとトランプ [国際]

来月の11.12日ブラッセルでNATOのサミット会合。

AFP電が報じている。

トランプは事前に8カ国の首脳に親書を送った。

2014年のサミットで、10年かけて2024年までに、NATOメンバー全ての国が 軍事費を各国GDPの2%までに引き上げる公約が出来ている。

現時点で、2%のハードルに達しているのは英国、ギリシャ、それにエストニアの三カ国だけ。

トランプの親書はドイツ、オランダ、ベルギー、イタリー、スペイン、ポルトガル、ルクセンブルグ、ノルウェーに発せられ、軍事費支出を至急嵩上げせよとの要望。

親書受領国は、主旨が乱雑で、徐々に増加する支出の合意に反すると抵抗の構え。

尚、今回のサミットに登場のトランプには、この他、出席の途上ロシア プーテイン大統領との一対一の会談とか、サミットを利して、英国その他を訪問する予定と言うが、諸国が彼の動向を疑念を持って見守っている。

バイロン
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EU新メンバー;アルバニアとマケドニア [欧州]

英国の離脱、難民の処遇等、難題を抱えるEU。

この度はバルカン地方への拡大を合意し、アルバニアと、マケドニアの二カ国と,EU参加の予備交渉開始を決定。

来年6月から本格交渉。

それまで予備段階で基本的組織改革を求める.

即ち;

・両国とも組織暴力団対策が弱い。改善を要す。

・司法改革の要。判事、検事、任用規定の明確化が必要。


バイロン
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EUマラソンサミット;難民問題 [欧州]

ブラッセルのEU28か国サミット。

24時間のマラソン会議となった。

欧州が悩み抜く難民問題、対応に悩むEU内部に危険な亀裂が走っている。

今回の苦悩の長期会議、原則としての方向付けが決まった。

その主旨;

・MENA(Middle East & North Afrika) 諸国に”地域出航拠点(Regional Disembarlaion 
 Platform)”を設立。
 費用一切をEUが負担し拠点設置国に難民の資格審査を委託。

・正当な亡命希望者のみ EUへの出航を認める。

・正当な亡命希望者は,EU判断により、希望先を決定。振り分ける。

・同様選別行為をトルコに委託中だが、その規模拡充し、EUが全て費用を負担する。

何のことは無いとにかくカネで、関所をこしらえたこととなる。


バイロン




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マレイシア盗賊政治 [アジア]

前代未聞の大スキャンダル、マレイシアの前ナジブ首相の国富の使い込み。

昨日、汚職摘発委員会は、今や下野したナジブの党UMUNO、さらには連立を組んでいた小党の数々、その指導層の個人の銀行口座を封鎖。

長年絶対一党支配の奢りが、とてつもない大犯罪組織を作り上げていたようだ。

今回の当局の動きは 巨大汚職がナジブとその夫人の個人的犯罪に加え、汚れたカネが長期独裁政権維持にばらまかれていた構図をも示している。

バイロン
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民主党指導部に津波;オカシノ コルテズ女史 [アメリカ州]

アメリカ中間選挙の悲喜劇が展開中。

常軌を外れた共和党の豪腕トランプ旋風。

思いのたけ、たたきのめされて抵抗のエネルギーさへ失ったか、野党の民主党。

曰く進歩派が全国に薄く、確かに抵抗の人の輪を作りつつあるが、トランプのブルドーザーのような熱気に対抗できる人材は現れない。

その内の希望の旗頭、ニューヨーク州下院議員、過去10年選挙で無敗を誇るクローリー氏は全国民主党議員中、重要度第4位の重鎮。

今年の中間選挙で再選され、長年下院民主党代表(院内総務)を務めたペローシ女史に代わり、民主党の代表に選出され、さらには、選挙結果、民主党が勝利すれば下院の議長職をも襲うを期待された大物。

トランプのの猛攻に立ち向かえる民主党の希望の切り札とされてきた。

それが、昨日、ニューヨーク州民主党大会の下院議員候補者選出の予備選で初出馬、若輩28才のラテイノ,プエルトルコの両親を持つ、ほぼ無名のオカシノ コルテズ女史に"天地がひっくり返る”意外の敗退。

政治には経験が薄く、予備選でもクローリー氏は330万ドルの選挙資金を使ったが、コルテズ女史はたったの30万ドルしか使っていない。

"トランプが投げかける黒雲に立ち向かおう”と"国民皆保険、入国管理の緩和、国際物流の支援”等、単純なモットーの選挙選。

それなのに、予想を全く裏切って、重鎮を見事に打ち破ってしまった。

彼女は、11月には、アメリカ下院史上最年少の女性議員となろう。

民主党内部に激震が走っている。

党勢の立て直しに向け指導層、指導者選定に、大混乱が生じている。

2020年の大統領選にも大きな影響を持つ大地震である。


バイロン








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ダマスカス国際空港ミサイル攻撃 [中東]

シリヤ政府は、昨日イスラエルがダマスカス国際空港に2発のミサイルを発射したと非難。

被害のほどは不明。

無論、イスラエル政府は認めていない。

67年の中東戦争(”六日戦争”)でイスラエルはシリヤのゴラン高原を占領。

占領はこれまで国際社会の承認が無いがイスラエルは自国領土と独り割り切っている。

シリヤはイランと同心し政経関係が密接下の一途を辿りつつある。

イスラエルは今年当初より、シリヤ内部のイラン軍事設備に対し一方的な越境空爆を加えている。

バイロン
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不気味な崖っぷちー英国EU離脱 [国際]

現地ブラッセル、本日からEUの重要サミット。

英国の離脱交渉は待ったなし。

英国内の政治の揺れは英国らしく"真摯に”討議され続け、従い、訳の分からぬ複雑な選択肢が提唱される。

対応するEU側だが、英国の離別条件がはっきりせず交渉が進まない。いらだちが発火点に近い。

時間との競争に押しつぶされて、今回のサミットでは、離脱条件の交渉より、全く条件の合意無い、完全断絶の事態に備える討議になる恐れがある。

手のひらを返したような"ゼロ"関係にどう対処するのか、の協議である。

これまでとは異質な討議となる可能性がある。

根本的に、英国メイ首相の立ち位置が、振動しているのが問題。

俯瞰すると彼女は;

・EUの共同市場、関税同盟から完全に離脱する、と"明快な”発言を繰り返している。一方、

・離脱後も、EU諸国と”共同事業が残る分野”では、欧州裁判所の判定に従う。
 また、共同事業に必要な資金は無条件で支払うと譲歩。
 "共同事業"とは何か提案が無い。

・英国産業界の圧力に譲歩して離脱してもEUとの取引関係は"スムース"に継続するようにする、地続 きの北アイルランド、アイルランド間の関係も"スムース"に保つ、と発言している。
 しかし、具体的な方策につき提案が無い。
 "明快な”離脱に正反対の主張と疑われ"良いとこ取り"の不正直さだと、EU側は混乱し、怒りを感  じている。

現代世界史の最大の事件がそろそろ大詰めにさしかかる。


バイロン
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盗賊政治;マレイシア 前ナジブ首相 [アジア]

アメリカを含め世界7カ国の官憲が、マレイシア前首相ナジブの公金横領事件を追っている。

例えば、アメリカ法務省はナジブの嫌疑として;

・ナジブが首相として主導し創設したマレイシア国富ファンド、1MDBから、450億ドルを窃取し  た。(内、6億8100万ドルがナジブ個人銀行口座に移されている。)

・1MDB資金は複雑な仕組みで払い出され、マネーロンダリングとして、ピカソ他の絵画、南カルフォ ルニア、ニューヨークに豪邸、ハリウッド映画制作会社の株、豪華ヨット(2億6000万ドル)、宝 石類、装飾品の購入に姿を変えている。

等、具体的な違法行為を追っているが、本犯罪は歴史上、最悪のKLEPTOCRACY(盗賊政治)の事案だと位置づけている。


バイロン



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サッカーとアラブ社会;ワールドカップ [スポーツ]

今年のワールドカップ。

グループ ステイジでアラブ世界の4カ国、サウジ アラビヤ、エジプト、モロッコ、チュニジアが参加。

4カ国もの”多数”が参加したのはアラブ社会で初めて。

次の16チーム ステイジへの進出が期待された。

だが全員早々と討ち死に。

4カ国のみならずアラブ社会全体で、反省と将来への準備策が検討され始めた。

ソシャルメデイアでは、"我々、アラブ社会は全てバラバラで、一体感が無い。しかし、サッカーは違う。4カ国肩を並べて一緒に仲良く敗退した。”と自虐的コメントも見える。

反省だが、纏めると;
・選手の基礎体力不足。先進国と決定的な差。基本的な体力増強策を図れ。
・欧州等、サッカー強国への選手の進出を進めよう。現状では、自国選手は経験不足。先進国との差 は大きい。
・改革は長期的観点から着実に進めよう。
・来年,UAE主催のアジアカップを、再建の第一歩としよう。

バイロン

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