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メイ首相に同意;保守党の基本姿勢 [欧州]

時間に追われて,英国のEU離脱交渉が決裂し,突然英国がEUにとりモンゴルと同様の第三国に成り下がる危険(”ハード ブレシット”)が現実となる可能性がたかまっている。

メイ内閣に強硬派多く,英国主権を無視するEUの要求を全て拒否し,英国が”綺麗さっぱり”とEUの桎梏から逃れてかっての”大英帝国”の栄光を取り戻すべきだと,メイに圧力をかけてきた。

一方、閣内の現実派はEUと完全ゼロの関係は,英国を破滅に導く、とできるだけEUに譲歩して,少なくとも,”モノ”の自由な交流は確保すべきだと閣内が二分していた。

昨日、保守党主要メンバーは,メイのチェッカーズに集合させられて,半日徹底論議。

その結果、ハード離脱派が譲歩し,今後EU寄りの交渉姿勢(”ソフト ブレシット”)を追求することに全員合意。

恐れられたメイ内閣の分裂、総辞職、総選挙の悪夢は避けられた。


バイロン
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疫病神トランプー英国の扱い [国際]

来週、トランプはブラッセルでNATOサミットに参加。

亦、カナダのG-7に似た馬鹿騒ぎを引き起こすかと、迎える側は一時,パパニック状態だったが,今や落ち着いて,軍事費増額の強要他、無体な発言には,明確に反論する事で,対応しようと決めている。

トランプはその後、木曜から週末にかけて英国訪問。

ロンドンでは大規模な反トランプデモが企画され,これまで散々罵詈雑言を浴びたアジア系市長カン氏は,トランプに似せた、おしめを着けた幼児の大風船を市中に浮遊させてトランプを嘲笑しようと手ぐすね引いている。

トランプはロンドンを避ける。

礼儀知らずのトランプを引見することに国内の反対が強いが,長い慣例で女王は謁見を決定。
ただしロンドンの王宮でなくウィンザー城で謁見。

メイ首相も,ロンドンの公邸を避けて郊外の首相宿舎チェッカースで会合。

慣例となっている,ロンドンの議会での”アメリカ大統領歓迎”行事は省かれる。

トランプは4日の滞英中、週末2日を自分のゴルフコース、ターンベリーで過ごす様子。

亦、彼はその後、16日はヘルシンキで話題のプーテインとの一対一の対話に入る。

世界中が注視する”重大会談”だが、先週、さきがけにモスクワを訪問したアメリカ共和党の主要議員7名は,プーテインに会えず,目的だったサミットのアジェンダ作りにも失敗している。

訪ロ議員代表は,”両者がー何か大きな事(something big)-を語り合うこと”に合意したと記者会見。何か大きな事は何だ?と大いに嘲笑の対象となっている。

バイロン
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