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トランプと中間選挙 [アメリカ州]

中間選挙を11月に控え、アメリカの政情の移ろいが国際的関心事。

今月初めのワシントンポスト紙の世論調査で、トランプの通商政策ー彼の保護主義と抵抗報復関税の悪循環ーにつき全米では57%が反対。

一方、報復関税で被害が出ると予測される15の州では、逆に57%が賛成との結果がでている。

連邦上下院議会では、与党共和党内部にもトランプに離反する貿易戦争反対派が増えているのに、”現地”での反応の格差が際立っている。

あらゆる商業、産業団体がトランプ反対に回るが、現地との感触の差が奇妙。

政治評論家の解釈では、問題の15州は際立って農業州で農民の政治意識が低く、むしろ強いアメリカ、強いトランプに興味あり、盲目的に引きずられている。
報復関税のマイナスは農業には遅行性強くまだ実際の経済的損失を感じていない。

また15州は中国製品の洪水で在来地場企業が他州より多く消滅した”被害州”。
トランプの中国叩きには諸手の賛成。

貿易戦争の厳しいマイナス効果は時間が立たぬと顕現しない。

アメリカの有権者は未だ”戦争の危険”に得心が行かない。

バイロン
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米英”特別関係”の終焉 [国際]

英国のメデイア、国民はトランプ訪英を”ぶち壊し首脳”の奇矯の展示だと一斉攻撃。

FT紙を初め多くの新聞が大西洋を挟んで米英を結んできた歴史的”特別関係(special relationship)の終焉が来たと書きたてる。

大戦後、世界秩序の維持に中心的役割を果たした”特別関係”がトランプの奇矯で破壊された。

ブレシットで新しい世界史に歩みだす英国にもうアメリカは助けにならない。

むしろ邪魔になるかもしれない。

大航海時代、産業革命、あらゆる戦争を通じ、先んじて行動し世界の富を懐にした英国だが、現代史における、真水の能力は過去の栄光をかさに傲慢さが目立ち、寂しいものがある。

米英時代がトンネルに入ると同時に、世界秩序も大変化の時代となる。

バイロン
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