成果無し:COP25マドリッド大会

急ごしらえの国連気象会議,COP25マドリッド大会は混乱の内に閉会。

200カ国が集い成果ゼロの結果となった。

米国が一切の具体的行動に反対。

これを豪州とサウジアラビアが支持。

中国とインドは環境汚染先進国の責務を追及し､彼らが率先してカーボン削減､環境弱小国の金銭的援助に､具体的提案すべきだと主張。

結局､カーボン取引の具体化（従いカーボン排出量の削減）、各国カーボン削減量の明示の主要2点につき何らの合意も見られなかった。

最終コミュニケでは、重要点を来年の英国グラスゴーにおけるCOP26で解決するべく努力すると”先送り”で締めくくった。

バイロン

18年間のアフガン戦争

ブッシュが始めたイラン、アフガニスタン戦争。

レジームシェインジを狙った戦争は､18年経っても終わらない。

現在、アフガニスタンに約12，000名の米兵が駐屯している。

トランプは三分の一､4000名を引き上げると発表したが、中途で気を変えて逆に増員を仄めかす。

先月は意外にも現地に飛び今度は亦”和平路線”を強調した。

18年前に追い出した筈のタリバン勢は一向に弱体化せず､トランプはタリバンとの対話を始めている。

ワシントンポスト紙はアフガン戦争と､ヴェトナム戦争の類似を指摘する。

双方とも､米国政治、軍事の首脳が”戦争は好調”だと宣伝し､”現地政府”が米国の助けなくても自立できると宣伝していること。

戦争を始めるのは簡単だが中止するのは困難だと指摘している。

18年の戦争の報酬は何なのかと問いかけている。

バイロン

スコットランド独立運動

英国総選挙結果、スコットランドの59の選挙区でスコットランド国民党（ＳＮＰ）が圧勝。

保守党の惨敗となった。

結果は：
・SNP　　　48（前回議席より＋13）
・保守党　　6（－7）
・労働党　　1（－6）
・自民党　　4（＋－0）

SNP党首スタージオン女史はロンドン議会で飛躍的に議席を伸ばしたジョンソン首相と会談。

スコットランドの独立につきスコットランド独自の国民投票を行いたいと申し入れ.これを首相は明確に峻拒。

スタージオンは”英国はスコットランドを、英国の檻に閉じ込めておくことは許されぬ”と反発。

両者は英国のEU離脱につき､真っ正面から衝突。

スコットランドは圧倒的に離脱反対。

火種に火がついた。

バイロン