世界最年少女性首相：34才フィンランドのマリン女史

欧米のメデイアが騒ぐのだから、彼らの世界でさへ驚きの記録である。

今月初頭フィンランドの政権党、社会民主党党首が辞任し彼の内閣の運輸大臣だった弱冠34才、おまけに女性のサナ　マリン女史が繰り上がって首相に就任。

世界最年少女性首相の登場である。

苦学の上の立身出世。

アルバイトで小売店の売り子をして大学を卒業した。

エストニアの某大臣が、”店の売り子”上がりの小娘に何が出来ると口を滑らし、失職しそうだ。

エストニアの大統領、首相が首を揃えて謝罪している。

マリン新首相は、抜群の頭脳明晰振りで、討論に負けない。

小党乱立のフィンランド政界。

34才の女性首相は、他の4政党と連立を組む.。

これまた不思議にこれら4党の党首が全員女性で、おまけに、全員35歳以下の若さ。

東洋の某先進国にはお伽噺としか思えない。

バイロン

ニュージーランドの刀狩り

5月にニュージーランドのクライストチャーチで2箇所のモスクが一人の豪州人”白人主義者”に襲撃され41名が命を落とした。

高速連続発射の改造軍事用自動小銃が使われた。

直後、ニュージーランド議会はほぼ全会一致で、違法銃の追放に踏み切った。

6ヶ月の期限付きで、違法な軍事仕様の半自動小銃、その部品の保有者は、罪を課さぬ”特赦”と引き換えに銃と部品を政府に拠出すること、拠出に際し政府は保有者が所得時に支払った価格の95％を補償するとした。

ニュージーランド版”刀狩り”である。

昨日で”供出期限”が切れて、ニュージーランド警察長官は、下記発表。

・合計、約33000人の協力者から56000丁の不法銃と正規銃を改造した3000丁、その部品を回収した。
・警察は国内の不正銃の数を正確には把握していない。しかし、かなりの成果だと思う。
・来週以降、違法銃の保有者は、5年の禁固実刑となる。
　国民は周囲に違法銃保有者がいたら警察に通告して貰いたい。

政府は、銃の提供補償に1億ニュージーランドドルが支払われたと発表。

尚、二年前の政府調査で許可証が発行されている合法的銃は120万丁、人口4人に1丁の”銃国家”である実態が明らかにされている。

初の刀狩り、真の効果はあるのだろうか。

バイロン

マレイシアの抗議：中国領海権

マレイシアは先週、中国の南シナ海における領海の主張が”途方も無く違法”だとして国連に明確な判定を求めた。

中国の南シナ海全域を自国の領海だとする”9段線(nine dotted line)”の主張は2016年ヘイグの国際控訴裁判所で否定されているが中国は裁定を無視する姿勢を採り続けている。

国連憲章では排他的経済海域（EEZ)の規定（UNCLOS）があり、今回マレイシアは､国連により明確化を図り、中国の覇権行為を防止しようとする。

中国はマレイシアにとり最大の通商相手国で、総貿易額の18％にも及ぶ。

これまで何とか衝突を避けようとして来たマレイシアが突如対抗姿勢を採りだした。

中国政府はすかさずマレイシア非難宣言。

米国政府の唆しに便乗していると抗議。


尚､南シナ海で中国と領海紛争を続ける国は、マレイシアの他、フィリピーン、ヴェトナム、ブルネイ、台湾。

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エチオピア宇宙衛星打ち上げ：中国の援助

ロイター電。

先週、エチオピアは中国との共同作業で初の宇宙衛星を中国山西省のロケット発射場から打ち上げに成功した。

衛星の作成は両国の技術者の共同作業、全費用700万ドルのうち、600万ドルは中国の”支援”。

エチオピアは､これで自前の気象予想、農業支援情報集取が可能となる。

尚､中国は､ブラジル、アフリカ　サブサハラ諸国、新興国に宇宙技術、衛星打ち上げについて技術、資金を提供するプログラムを持っており、既にブラジルの衛星打ち上げに成功している。

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