ジブラルタル;地続き問題

切羽詰まったイギリスのEU離脱交渉。

EUに属するアイルランドと,地続きのイギリスに属する北アイルランド。

地続きだけに分離後のヒト、モノの移動管理が難しい。

交渉の最終段階で,類似の”地続き問題が表面化している。

イギリスはスペイン領内に18世紀初頭より地中海の西の玄関口、ジブラルタルを所有している。

亦、イギリスは地中海の小国、キプロスに2地区を軍事用途のイギリス領土として所用している。

イギリスと27のEUメンバー国、最終の離脱協定に,事実上、全てのメンバーの合意を要する。

即ち全メンバーが拒否権を有する。

即ち,アイルランドも、スペインも,キプロスも、”地続き問題”につき、イギリスとの長年の恩讐を解決する”有利な時”を迎えている。


バイロン

砂漠のダヴォス;ボイコットに発展

サウジの国富ファンド（Public　Investment　FundーPIF)が昨年から主催する，首都リアドでの国際経済会議（Future　Investment　InitiativeーFII)。

”砂漠のダヴォス”として，蟻が砂糖に群がるように世界の投資家、企業を引きつける。

今月23日から2回目、3日間の集まり。

そこに、降ってわいたサウジのジャーナリスト、カショギ氏の暗殺容疑。

15名のサウジ政府の暗殺団が彼が消息を絶ったトルコに入国したヴィデオが公開されている。

サウジ皇太子,MBSが暗殺の指令者との疑惑が強まった。

FIIは国際メデイアの祭典のごとき騒ぎだったが,ここに来て著名メデアが次々にボイコットを表明。

実業界でも、ヴァージン航空のブロンソン氏は出席を拒否。

次々と”大物”の欠席が目立ち始めた。

日本のソフトバンク、ソン氏は、未だ出席を取り消していない様子。


バイロン

悪いのは連銀;トランプと株価

昨日も全世界に株価下落のさざ波が消えない。

トランプは記者会見で発言した。曰く；

・連銀総裁ポウエルには失望した。急いだ利上げには失望した。

・連銀は管理不能(out　of　controll)状況だがポウエルは解雇しない。

・連銀の金利決定は”厳しすぎ(too　stringent）”て間違いを犯している。

・(株価の下落は）連銀の金利政策による株価の是正（correction）である。

・ドルは，とても、とても強くて、仕事をするには少し難しい。


彼が仕掛けた貿易戦争、中央銀行に対する政治の容喙については反省の声無し。

バイロン