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一味違うメイのG-20 [国際]

ブエノスアイレスのG-20。

イギリスメイ首相は出発に際し下記を表明。

・保護主義に反対し,国際自由通商の拡大を提唱する。

・イギリスのEU離脱は国際自由通商の拡大に繋がると説明する。

 (トランプが離脱後イギリスはブラッセルの制約下に置かれると批判し,米英の自由通商は無理だ  とする見解は承知している。)

・ロシアは秘密エイジェントを英国に送り込んで二重スパイを殺害する国際法違反を犯しているが, 今回、サミットでプーテインとの会談を避けない。"engagement(接触)”は避けるべきで無い。

・国際社会の問題児化しているサウジのモハメド皇太子にも会うことを避けない。
 理由はプーテインと同様である。ただし,カショギ殺害の真の責任者解明を要求する。


バイロン
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火の車ーG20ホスト アルジェンチン [国際]

週末から始まるG20,ブエノス アイレス サミット。

皮肉にも,今年はホスト国アルジェンチンに最悪の年だった。

経済が破綻し,対ドル50%を超えるペソの切り下げを余儀なくされた。

ペソ防衛に現行金利は60%を超す。

財政の緊急支援にIMFから560億ドルを借り入れ、息をついている。

斯様に哀れな国情で、マクリ大統領のホスト能力も,十分発揮できない。

主題となる,米中貿易戦争の緩和も、環境問題の国際協力も,トランプが居るから上手くいくわけが無い。

昨年ハンブルグのG20では地球環境改善にトランプが異議を唱えて共同コミュニケさへ合意できなかった。

トランプの反国際主義、保護主義は益々悪くなった。

マクリ大統領の最大の功績は,何の合意も要らないからただG20の崩壊を避けることだ、と寂しい論調が横溢している。


バイロン

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カナダのヘイト クライム(憎悪犯罪) [社会、文化]

カナダの統計局の公表数値。

2017年にカナダ内の"憎悪犯罪"が前年より47%も急増。

イスラム教徒、黒人、ユダヤ人の順に暴力行為の対象となった。

北米での"憎悪犯罪”の増加が反映されている。(ロイター電他)


バイロン


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狭まるロシア ゲイト [アメリカ州]

トランプと司法省の綱引き。

今回、元トランプ個人弁護士コーヒンが司法省(FBI)のミューラー特別捜査官に虚偽の証言を行ったと認めて"司法取引"に入った。

2016年夏、アメリカ大統領選挙中、トランプはモスクワにトランプ タワーの建設計画を推進中だった。

トランプはこれを否定、コーヒンも口を揃えて否定していた。

これが虚偽の証言で,コーヒンは過ちを認めてミューラー捜査官に協力を約した模様。

トランプとロシアの関係(ロシア ゲイト)に付き、コーヒン他、複数の証人が,ミューラー捜査官により追求されており徐々に全貌が明らかになりつつある。

トランプはミューラー解任を始め司法省内人事に介入して捜査の阻止を図る。

バイロン


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BP "トランプは敵では無い” [経済]

昨日、BP,CEO ダッドレー氏、エジンバラで講演。

主旨;

・アメリカ大統領トランプが,盛んにサウジに対して増産を強要している。

・その為市場に余剰感があり、トランプは更に値下げを求めている。

・値下げは石油産業にとり痛手だが、彼は石油産業の敵では無い。

 我々もバレル80ドルを超える高値には不安を感じていた。

・原油価格が下落して安定すればあらゆる産業に恩恵が与えられる。

・BPは油価減退に直面しているが当面特別な政策変更をしない。

 生産コストカットに邁進する。

 目標はバレル当たり40ドルのブレイク イーヴン点である。


バイロン



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貧困化への路? [連載ー英国EU離脱交渉]

イギリスの自動車産業。

今年1月から10月末までの製造台数は昨年同期比約7%下落。

過去5ヶ月間連続して縮小し,10月の製造台数(約14万台)は昨年10月比10%の深刻な落ち込み。

イギリスの自動車産業、10台のうち8台をEU諸国に輸出してきた。

EU離脱の大波で製造過程の部品供給網が壊れる。

イギリス車には不安がまとわりつく。

離脱の目的は何か。

まさか"困窮を求めた"訳ではあるまいのに、現実は厳しい。


バイロン

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トランプのG-20 [国際]

週末のG-20でのトランプー習会談。

米中貿易戦争の行方が見えるか。

外交、経済有識者に予測が渦巻く。

前IMF中国担当プラサッド氏の見解(FT紙報道);

・会議に繋がる双方の準備を見るに,首脳会議で、事態が好転する気配は無い。
・来年から米国の輸入関税はトランプ恐喝通り上昇しよう。
・唯一の望みは"トランプの予想不可能"の性向(penchant for surprises)。
 習に対面して何を言い出すか誰も分からない。(急に好転するかも知れない)

こんな論評がまかり通る狂気のトランプ世界。

"気まぐれ"が救いだとは冗談の筈だが。

バイロン

 

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カタール封鎖継続 [中東]

サウジの問題児モハメド皇太子は,エジプトカイロでシシ大統領と会談。

昨年6月以来実施の、カタールボイコット体制の維持を確認した。

外交関係を始め,陸海空の通商の全てを遮断しているのは、エジプト、サウジ,UAE,バーレンの4カ国(カルテット)。

彼らの要求は:
・アルジャジーラ新聞社の閉鎖
・カタールに駐在のトルコ軍の撤退
・イランとの外交関係の断絶
・4国に賠償支払い


バイロン
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アラムコ ガス宣言 [経済]

世界の原油生産王国、サウジアラビア。

終に"本気で”天然ガス開発に取りかかる。

お国は,庶民経済も潤ってきて電力需要がうなぎ登り。

発電に,原油を使っては輸出に回らず国の利益が細る。

国内電力供給に天然ガス発電を伸ばさねばならぬ。

それに,石化産業だが,サウジ国内で、石化製品をつくり、それを海外に輸出した方が利益が大きい。天然ガスは有力な原料である。

サウジ政府はこれからの10年間で,1500億ドルの国費を投じ,国内天然ガス開発に乗り出すと公表。

国の北西部、巨大油田、ガワール,ジャフラに続くシェイルガス田の開発が目標。

このシェイルガス埋蔵量は膨大だが,ガス層が深すぎ、生産に必要な多量な水、インフラが不在。これまで,開発不可能と断じられていた。


バイロン
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移民政策;給与と価値 [連載ー英国EU離脱交渉]

イギリスのEU離脱で,イギリスは独自に海外労働者対策、移民政策を持つ権利を回復する。

ただいま,新移民政策につき議論が過熱化している。

東洋の某国もようやく海外労働者問題に直面しているが,イギリスも離脱後の他国労働者の選択基準に頭を悩ませている。

ホワイトホールの指向の基本は,"高技術者"移民は入れる,"低技術者"移民は排除する,原則である。

技術の高低を判断するのに,給与レヴェルを物差しとしようとしている。

イギリスは老齢化が急速に進行している。

老齢者医療の要求が吹き上がる。

医療機関、在宅での老齢者対応に,海外からの看護師導入の要求が強い。

しかし,彼らの給与レヴェルは,ガソリンスタンドの窓拭き並の低さで,したがってホワイトホール原案では将来,入国を閉められるジャンルに属する。


これに反対して下記の論点が浮き上がってきている。

給与レヴェルによる仕分けは,イギリスの将来的医療制度を、破壊してしまう。

給与水準による仕分けは時代の変遷を無視している。

改めて,給与基準で無く"社会的価値"の新基準を設定すべきだ。

海外から老齢者医療に従事する人々を"社会的価値”により優先的に誘導移住させるべきだ。


バイロン
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