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バッテリーこそ命綱;EUの決断 [テクノロジー]

世界の風向きが決定的に変わった。

もう電気自動車の時代である。

EUはグループを挙げて電気自動車用バッテリーの開発、製造に向かう。

EU委員会の結論で、現在EUの自動車産業に従事する1300万人の将来は電気自動車の展開に掛かる。

現在、電気自動車に必要なEUのバッテリ-事業の現状は危機状態。

世界のバッテリー製造能力は80%がアジアで69%(!)を中国が占める。

次にアメリカで15%、EUは4%。(数値はブルンバーグ紙調べ)

無策に過ぎるとEU自動車産業は,圧倒的な中国の軍門に降る。

EUは共同予算支出の拡大、欧州開発銀行の資金拡大を決定、EUにバッテリーの"巨大工場(ギガファクトリ-)"の創設を狙い、遅れを取り戻す。

同時に、バッテリーに必要なコバルト、リチウム、グラファイト、ニッケル等の希金属鉱脈がEU域内,スペイン、ポルトガル、フランス、フィンランド,チェコに存在し,これらの共同発掘,生産にも資金を投じる。

アジア勢で,EUと協力体制を敷くのは,韓国。

LGがポーランドにリチウム電池工場建設中。

サムソンとSKがハンガリーに進出中。

現状、日本のバッテリー生産はダントツの中国、二位アメリカ、三位韓国に次ぎ,韓国の約半分の4位、5位EUを頭一つ抜いている。

バイロン
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EUーイギリス断絶か [連載ー英国EU離脱交渉]

今週水曜日がEU理事会(サミット)。

イギリス離脱に向けて最重要の頂上会議。

双方合意のシナリオは同日までに両者の離脱後の新関係の大筋が合意され,来月には,集中して ”離脱サミット”を開催して新関係を最終承認。

爾後、EU各メンバーの批准を経て,来年3月29日午前11時にめでたく,イギリスの独り立ちに至る議事日程だった。

昨日,ブラッセルの両者交渉担当大臣の詰めの会議で、意見合わず,水曜日のサミット開催に赤信号。

問題は,やはり,地続きのアイルランドー北アイルランド間の税関問題、離脱合意後の経過時間の終了時限。

時間の壁に遮られ双方交渉時間が無くなってきた。

このままでは,"NO DEAL"の断絶の絶壁。

メイ内閣の崩壊の危機。

バイロン
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