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EU委員会とイタリア正面衝突 [欧州]

EU委員会はイタリアの来年度予算案を拒否、3週間以内に書き換えを要求。

EU歴史上初の事態。

イタリア、ポピュリスト新政府は、強烈に抵抗。

彼らの言い分;

・(連立内閣副首相、五つ星党デイマイオ氏)若し、委員会の言い分に敗ければ、イタリアは再び、 金融界の高金利の餌食になり、”緊縮財政派”の言いなりになる。

 我々は正しい道を歩んでいる。決して予算変更には応じない。

・(連立内閣副首相、リーグのサルヴィニ氏)委員会は、イタリア政府を敵に回していない。イタリ ア国民を敵に回している。

極端な拡張予算、極貧層への現金補助、年金年齢の引き下げ等、社会保障の拡充、インフラ投資の嵩上げ等の手法で、これまで”寝ぼけた様な”不活性経済を、一挙に目覚めさせると意気込む。

EU委員会は、この予算では、収入面の改善が見えず、ただでさえギリシャに継ぐ巨額の公的負債が、際限なく膨らむと、鮮明な危機感を持っている。

3週間以内に新予算の提示が無いと、初めて、規則(Stability and Growth Pact)通り、イタリアには”罰金”が課せられる。

バイロン
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