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マクロン "ゴールデン ボーイ"の凋落 [欧州]

丁度一年前、フランスの大統領選で66%の絶対的支持を受けて登場した,"ゴールデン ボーイ"、弱冠40才のマクロン。

歴代の大統領が試みた旧式な労働慣習の改革。

マクロンも新時代にふさわしい,生産性を保障する新労使関係の構築を謳ってきた。

だが,過去一年、経済はさっぱり好転しない。

失業率も下がらない。

亦、この一年で,他人の意見を聞かない"説教好き"、"上目目線"が嫌われ出して、ブルボンの裸の王様だと、人気が湿ってきた。

Ifopの世論調査が気味の悪い傾向を示している。

マクロンの支持率が,確実に下降線を辿っている。

8月の支持率が39%、9月が34%、そして今月の最新調査で,終に30%を切り、29%となった。

バイロン


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C-Day,1017 [社会、文化]

昨日、先進国の内で最初にカナダが大麻の使用を合法化した

大騒ぎのカナダ、この日をなんと呼んで記憶にとどめようか。

一番に好評は”カナビス デイ”の”C-Day"(先の大戦のD-Dayに倣い)、次に 合法化の日付、10月17日を記念に”1017”とするか。

国中で祝っている様子だが,"麻薬の合法化”である。

大変な間違いを犯したのではないか。

バイロン
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EU積極策;ヴェトナムと通商協定 [経済]

EUはヴェトナムと自由貿易協定を締結。

これから全EUメンバー国の批准行為に移る。

EUの積極的アジア通商開拓の象徴。

既に,シンガポールとは同様協定成立し近く正式調印となる。

今回のヴェトナム協定。

双方交流のモノに拘わる関税を99%廃止する。

ヴェトナムの自動車部品等、完全解放に弱い部門には経過期間を設ける。

亦、相互に知的財産権の保護を認める。

EU委員会は今回のヴェトナムとの協定を今後さらなるアジア接近の引き金にすると、宣言。

バイロン
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EUとバッテリー競争 [経済]

電気自動車の時代に入った。

EUは圧倒的な中国のバッテリー産業の力に恐れをなし,EUグループで総力を挙げて欧州産バッテリーの育成に立ち上がった。

バッテリー産業は利幅が薄い。

既にコモデイテイ化した商品でこれまで私企業が真剣に対応していない。(真剣にやると破産する)

.中国の成功の鍵は,一党独裁の力で国家財政支援の出動と、強制的な,公共交通機関の電化だった。

EUの対応は,慎重で,あくまで民間主導の姿勢を採る。

しかし,反論が出てきた。

現在世界の太陽光パネルは8割近くが中国製である。

もう何処も敵わない。

バッテリー産業育成に公的支援,指導を尻込みしては,亦負ける。

EUは強権を伴う行政が必要だ。

先ず,バス、タクシー、トラックの電化を至急決定すべきだ,との主張が聞こえる。

バイロン



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サミット放棄;混沌の時間 [連載ー英国EU離脱交渉]

昨日のEUサミット。
メイ首相の解決への道筋が不鮮明として、来月に予定された.特別"離脱確認"サミットは見送られた。
昨日、メイ首相は,交渉時間が無いとし、来年3月末日の,離脱期限後、合意済みの予備交渉期間-2020年12月末日までの21ヶ月ーを更に1年延期する(即ち21+12ヶ月の33ヶ月とする)案を提議した様子。

イギリス本国ではメイの延長案に即時、強烈な反対が起きている。

特に彼女が率いる保守党内の強硬派は;

・33ヶ月もの長期に亘り,現状維持のままとは,イギリスのEU”属国状況”が長すぎて許せない。

・その間,イギリスはEU予算の分担金を支払わねばならぬ。

 また、ヒトの移動が自由で,移民の流入が続き我慢ならぬ。

・早く完全離脱して,EU規則を脱し,自由に世界と貿易交渉を始めるべきなのに,長く手を縛られ
 経済力を失う。

と、叫び、離脱の決定を下している民意と国益に反すると息巻いている。


EUサイドの反応は纏まらず。

しばし一層の混沌の段階に入った。

バイロン
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