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シアーズ:アメリカの夢の終わり [アメリカ州]

第一次、第二次世界大戦を切り抜けて,アメリカの繁栄の象徴だったデパートのチェインストアー、シアーズ。

全米に数千の店舗を持ち、他を寄せ付けぬ首位を維持し続けてきた。

余裕ある夢の消費生活、”シーズ カタログ”は全米家庭の必需品だった。

その,大帝国が今や,破綻の瀬戸際である。

ここ10年、巨大建物に稼働する”大デイスカウンター”の出現、それに,決定的な電子取引”イーコマース”の登場。

シアーズは両者に同調する姿勢を採らなかった。
古きよき時代を信じ続けた。
変化を無視した。

3500の店舗数は縮小を続け,現在は900を切ってしまった。

10年前の総売上は550億ドル、今年は160億ドルに迄落ち込んだ。

総負債は膨れて,56億ドル。

今年、来年にかけて社債の償還、借り入れの返済の重圧がのしかかる。

もう,キャッシュ フローが追いつかない。

10年間で株価は98%!も下落している。

チャプター11で生き残りを図るか,さっぱりと精算するのか,ギリギリの決断が必要となった。

バイロン
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米トルコ関係改善の兆し? [国際]

2年前トルコのクーデター騒ぎでアメリカのスパイとして逮捕されたキリスト教牧師ブランソン。

イズミールで自宅監禁。

トルコ側はクーデターの首謀者としてアメリカに移住しているグーレン イスラム教導師の引き渡しを求めていた。

トランプはブランソンの解放、米国への帰国を要求し、8月には,トルコ製鉄鋼製品の輸入関税を2倍にし、二人の政府高官に制裁を加えて,同じNATOメンバーなのに激しい対立を生じていた。

8月の制裁以来、トルコリラは急落、既に4割近い暴落で、輸入品価格が暴騰、トルコの民生は混乱状態に陥っていた。

昨日、トルコ裁判所は,ブランソンの監禁期限を短縮し、急遽,彼の自由解放を発表。

同氏は即時,イズミールを離れ本日中にアメリカに帰国する。

トルコリラは”雪解け”を期待して、一日で3%の跳ね上がり。

トランプ制裁に譲歩したトルコ。

制裁解除はこれからの問題。

バイロン






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ゴルフの敗北ーウィンブルドン テニス [スポーツ]

4大国際テニス大会の一つ、ウィンブルドン全英テニスチャンピオンシップ。

主催は,150年の歴史を持つ全英ローン テニス クロケー クラブ。

会場の隣に,名門のゴルフ場がある。

こちらは120年の歴史を持つウィンブルドン パーク ゴルフ クラブである。

今週、テニスクラブが,ゴルフクラブの買収に成功。

これまで,全英テニス期間中、ゴルフ場は駐車場として、貸し出していた。

ゴルフクラブは会員が750名。

今回の買収劇で,一人あたり85,000ポンド(約,1000万円程度か)の収入となる。

ゴルフ場は,多くのテニス場と,駐車場に生まれ変わる。

これで,他の3メイジャーテニスコンペ、全米、全仏、全豪の設備に追いつく。

これまで,練習用コート、予選のためのコート不足が問題だった。

尚,消えゆく名門ゴルフ場、東洋の不思議なゴルフ国とは違い、入会金が3000ポンド(約40万円程度)、年会費が1450ポンド(20万円程度)で、賄われていた。


バイロン


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