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英国はEUと綺麗さっぱり別れよ [連載ー英国EU離脱交渉]

本日、FT紙に投稿の某銀行経済アドヴァイザー ラス リー氏意見。

・現時点で英国産品の55%が、EU以外の国に輸出されている。
 EU依存度は45%でその度合いは減少している。
 EUの重要性は急速に落ちており,英国に取り完全離脱(ハード エクシット)は少しも怖くない。

・昨年、英国はEUからの輸入が大きく輸出を上回った。
 950億ポンドの入超だった。
 その内ドイツとは310億ポンドの入超で突出している。
 即ち,EU、特にドイツに取り英国は最重要のトレイデイング パートナーである。
 英国が,EUを求めるより、EUが、英国を求めている。
 完全離脱で,両者の通商関係が,WTO規則に準拠することになっても、EU特にドイツは英国の購 買力に依存し続けなくてはならない。
 英国をむげには扱えない。
 完全離脱で,双方に税関の設置等、新しい行政コストは掛かっても,商流には影響が無い筈。

・完全離脱で,WTO規則に移行すると、英国は1)不自由なEU諸規則から逃れられる,2)独自の移民 政策をたてられ無制限の移住をせき止める事が出来る、3)EU以外の諸国と自由な経済関係をネ ゴ出来る。

・ソフト エクシットー完全離脱を嫌い種々妥協策が考慮されているーは英国の手足を縛ることに なる。
 妥協案は一時的な関税同盟、統一市場との連携を、変更せず更に交渉を続けるとするが、その間 英国の自由度は縛られ,おまけにEU予算への貢献は続けなけらばなぬ。

・今年、英国の国家税収とGDP比率が異常になった。
 税収がGDPの34%となった。近年最高の対GDPの税収である。
 明らかな重税で経済活動に悪影響が懸念される。
 現状下、減税が正しい施策方向である。

バイロン


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