風が吹いて儲かる桶屋:米中貿易戦争

トランプが仕掛ける米中貿易戦争。

広州のアメリカ商工会議所の調べで、戦争の影響は下記の通り：

・中国内に稼業するアメリカ企業は，アメリカへのUターン輸出にトランプ関税がかけられて不利に
　なり，多くの企業が，東南アジアに拠点を移動させつつある。　
　移動先はヴェトナムが最人気。次に，タイ、マレイシア、メキシコ｡

・中国企業も対米輸出拠点として、ヴェトナムに移動中。
　即ち，米中企業共に対米輸出拠点をヴェトナムに移しており，米中貿易戦争で思わぬ儲け頭は　　ヴェトナム。

・亦、中国市場はアメリカ企業がヴェトナムへ移動する隙間が出来て，その隙間に進出しているの　は，ドイツと日本の企業。風が吹いて儲かる桶屋は，これら両国。

・中国企業は売り上げを落とし，それを補うのは，インド，韓国企業で、これらも桶屋。

バイロン

イラン新制裁の発動

本日からトランプの第二次イラン制裁が実行される。

期限付きながら全てのイラン原油輸出を阻止する。

ドル決済、イラン銀行との取引停止、自動車輸出の禁止、その他の一時制裁に加えて原油の他、本日からは虎の子の絨毯の輸出も阻止する。

既に，イラン為替リアドは今年に入り70％の価値を失い，原油輸出量は，三分の一に落ちている。

トランプの他国を無視する国際イラン核協定破棄に従い，これまた一方的な制裁の連発。

亦、トランプの安保顧問ボルトンの不用意、且つタブーのイラン政体転覆、レジームチェインジ歓迎の言辞。

本日アメリカは中間選挙、結果によらず，EUはトランプへの自衛策として、ロシア、中国との連携を強めている。

しかし，現時点で具体的対応策は合意されていない。

バイロン

太陽熱燃料

スウェーデン　ゴーセンバーグ（ゴタベルケン）のシャルマｰ工科大学、モス　ポールセン教授が太陽熱を液体に封じ込め，必要時に、取り出せる発見をしたらしい（アメリカNBC紙が報じている）。

液体の分子構造を変更し，復元する際の放出エネルギーを使う。

変換は触媒を使う。

何時でも，太陽光を封じ込め，いわば"充電可能なバッテリー”。

効率は，既に実用化されているテスラバッテリーの2倍。

水温を63度Cまで高める水準に達した。

"ビン詰め太陽熱燃料"の時代が来たか。

家庭内熱源として電気を代替するに十分，今後、更に温度を高められれば発電用蒸気の発生にも使える。

大規模産業界の採用はこれからの課題。


世界で同種の研究は，アメリカ、ドイツと中国が先進。

太陽熱を取り込む魔法の"液体”をnorbornadienと呼ぶ。


バイロン