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欧州博物館に衝撃 [欧州]

フランス マクロン大統領が調査を委託した研究機関。

フランスが保有するアフリカ大陸の文化遺産、記念物を如何にすべきか。

同研究機関は、植民地時代にフランスがアフリカ各国から略奪の美術品,遺跡類、を全て返却すべきだとの結論。

イギリスロンドンの大英博物館を始め欧州中の博物館に衝撃が走っている。

結論は,武力侵略で強奪したモノは無論,"買収"したモノ、"贈り物"とされたモノ全てを含み返還すべきだとする。

研究機関は セネガルの経済学者サー氏,フランスの歴史学者サヴォイ氏等、有識者を集めている。

彼らの結論で、アフリカの”物的文化遺産”の90%が発祥地をはなれ大陸外に離散している。

特にフランスは9万件の物体を抱え込み,略奪先はチャド、カメルーン、マダガスカル、マリ、象牙海岸、ベニン、コンゴ、セネガル、ギニア、エチオピア、ガーナ、ナイジェリアと広域に及ぶ。

多くは,これらの国よりの"贈り物"とされるが,偽装で全て略奪品だと結論。

これら9万件のアフリカ文化遺産はパリのブランリー博物館に収庫されているが、全て返還すべき、
と結論。

アフリカ大陸を巡業したマクロン大統領。

訪問先各地で,文化遺産を5年以内に返還すると宣言している。


バイロン
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土壇場ースペインの抗議 [連載ー英国EU離脱交渉]

明日に予定されるEUサミット。

此処でイギリスの離脱に関する基本協定と,離脱宣言文書の承認が得られる予定。

土壇場で,スペインのサンチェス首相が文書に噛みついている。

スペイン国内の”イギリスの領土ジブラルタル”の扱いについてである。

来月アンダルシア州の地方選挙。

サンチェスの社会党は旗色が弱い。

中道右派は集ってジブラルタルの奪還を叫ぶ。

サンチェス首相は,離脱宣言文書の中に,ジブラルタル問題はあくまでイギリスとスペインの二国間の領土問題で,EUとは無関係であり、将来イギリスと独自に交渉できる旨明記せよと迫っている。

明記が困難なら,宣言文書にスペインの要求を付属文書として残せと要求。

合意されねば明日のサミットにスペインは参加しないと脅している。

一方イギリスのメイ首相は議会で"ジブラルタルのイギリス主権は断じて守る"と勇ましい発言。

さて、解決は?

バイロン

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イタリア経済に赤信号 [欧州]

ポピュリズムに乗って登場のイタリア新政府。

早速作った来年度予算。

入るを図らず放漫なばらまき予算。

EU委員会は,イタリア財政破綻→ユーロ通貨信用の失墜を恐れ、予算案の書き換えを要求。

政府はこれを拒否し,EU初の罰金が課せられそうな雲行き。

ギリシャに次ぎ公的債務のGDP比が高いイタリア。

昨日、イタリア中央銀行は,国内銀行経営の先行きに警鐘を鳴らした。

国債利回りは此処4年間最高。

債券市場から外国投資家が逃避を始め,投げ売られる国債をイタリアの銀行群が買わされている。

高まる国債利回りは企業借り入れ金利に即刻跳ね返り、貸し出しは細っている。

民間資本は保有国債価格の減価で痛手を負い始めた。

このままでは政府の目標の成長率の達成は不可能、だとの警鐘である。

来週、イタリア政府はブラッセルに召喚されている。

バイロン
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