アメリカ政府閉鎖

支離滅裂がトランプ劇場の売り物。

今度は,来月政府の閉鎖の予告。

アメリカ政府の支出だが、大枠が予算内で決められて具体的支出は都度議会の承認が要る。

カルフォルニア山火事視察に出発のトランプは記者団に；

・メキシコ国境に無頼漢の群れが押し寄せている。(注：キャラバン騒ぎ．例年繰り返される南米か　らの移民希望者の群れ）
　彼らの”侵略”に備え5600名の連邦正規軍を国境に派遣している。(注：派遣の軍隊、全く仕事が無　い。この規模は現在アフガンに駐屯する正規兵より多い。国費の無駄は記録的。)

・国境に塀を作るため50億ドルを予算内で支出したいが、民主党が反対している。(注：現在議会で与野　党の妥協が図られて,16億ドルまでの支出を認める動きあり。）

・12月6日までに他省庁の支出計画が議会承認待ちだが,メキシコの塀の為50億ドルの支出を認めぬ　なら、政府閉鎖に踏み切る。

選挙戦で壁のコスト”200億ドル”をメキシコ政府に支払わせると吠え続け当選のトランプ。

その後、常識論に負けて壁費用はアメリカ国民の税で賄う、と後退している。

バイロン

ガザの衝突

パリの第一次対戦終了記念祭に参加していたイスラエル　ナタニエフ首相は今週月曜日に中途で緊急帰国。

極秘のイスラエル防諜軍事機関がガザ地区で、捉えられ銃撃戦の後、一名が殺害された。

ガザの”政府”ハマスはイスラエル政府が放った公的暗殺団だとして.強硬な抗議を見せ,400を超える小ロケットをイスラエル南部に打ち込んだ。

同時にイスラエルから150の”軍事目標”に報復空爆。

ナタニエフ内閣から超右翼、軍事行動派のリーバーマン軍事相が,ナタニエフの報復は生ぬるいとして、辞任。内閣解散、総選挙を要求。

バイロン

ペンスの言辞

極めつきの風見鶏。

トランプの完全な玩具犬。

過去に失政の積み重ねで嘲笑の対象だったアメリカ副大統領ペンス。

シンガポールのアセアン会議に出てきて下記基調演説。

・中国の”帝国主義的攻撃性”を排除しなくてはならない。
・アメリカは,インド洋太平洋の公共性を保護する。
・アメリカの同地区における行動はアセアン諸国を管理するのでは無く,共同するのが目的。
・アメリカはアセアン諸国を,戦術的パートナーとすることを誇りにする。

この言辞の矛先は月末のブエノスアイレスでのG－20サミット。

そこでのトランプｰ習近平会談。

米中貿易戦争で更に強硬なトランプの対立路線が透けて見える。


バイロン