アフガニスタン紛争ｰロシアの調停

2011年、911事件以来アメリカはアフガニスタンに攻め入り当時のタリバン政権を追放。

爾来，タリバン勢力と，カブールのアフガニスタン政府間には泥沼の紛争が続き、アメリカの軍事介入は17年経っても、終着点が見えない。

現状、カブール政府は国内の6割を掌握しているが残りはタリバンが抑えて勢力は強まっている。

一方、イラク、シリヤから放逐されたイスラミックステイト（IS)はアフガニスタンに取り付いている。

中央アジアの安保に脅威となり出した。

今週、ロシアが，政府とタリバンの和平交渉の仲介に乗り出した｡

昨日からモスクワで，2当事者代表と，周辺国、インド、パキスタンの代表もオブザーバーとして参加して会議が始まった｡

アメリカは　モスクワ駐在の大使を出席させている。

複雑怪奇にもつれているアフガン戦争。

解決の燭光がみえるだろうか。

バイロン

サウジ包囲網;カショギの暗殺

サウジの反政府ジャーナリスト、カショギのトルコでの暗殺事件。

トルコのエルドガン大統領は、カショギがイスタンブールのサウジ公使館で、殺害される最後の瞬間の録音を、イギリス、アメリカ、フランス、ドイツ政府に送付したと発表。

内容がサバ　デイリー紙に漏れている｡

カショギ最後の言葉は”息が出来ない｡この袋を頭から外してくれ”。

死亡に7分かかったと発表。死体は殺人者達により公使館で解体され，酸により溶解された。

エルドガンは，サウジ政府に対し，下手人の特定とトルコへの引き渡し、暗殺指令者の特定、トルコ内のサウジ　スパイの開陳、トルコ内トルコ人のサウジ協力者の開陳を求めている。


バイロン

米中巨大テック産業と銀行

アメリカのアマゾン、グーグル、フェイスブック、アップル等巨大テック企業は，既に，商品代金決済の”金融業”に進出している｡

中国のアリババとテンセントは既に庶民決済業務の大きな部分を独占している。

巨大テック産業は，”クラウド技術”により，銀行の情報を貯蔵している。

銀行の日常業務も”クラウド技術”に依存している。

彼らが，従来型の銀行、金融業界サーヴィスに、参入の機会を狙っている。

国際的に合意された金融産業にかかわる諸規制体制の外側で、巨大テック企業が新金融産業として頭をもたげている。

EU委員会、欧州各国中央銀行間で、彼らの対処につき検討が始まっている。

バイロン