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何処までやるのかトランプ [国際]

世界の元首がパリに集う第一次世界大戦終戦記念祭。

またトランプがやらかした。

パリの北100キロにあるアメリカ兵士墓地。

トランプは,献花の予定だったが,雨のため中止。

イギリスの議員、チャーチルの孫にあたる、ソームズ氏は、”敵兵を面前に戦い死んだ兵士と、雨を嫌い弔問を避ける大統領”と罵倒している。

また、パリでの諸行事にも、マクロンとの食事、会話を長引かせ,多くをキャンセル。

不評は輪をかけて広がっている。


バイロン
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北アイルランド問題 [連載ー英国EU離脱交渉]

EUの離脱交渉責任者バルニエ氏は昨日スロバキアで記者会見。

北アイルランド問題につき下記を明確に強調した。

・実行可能な歯止め案(backstop)無しには,離脱交渉は完了しない。
 完了しないとは,来年3月の離脱以降”移行期間”も無くなる,と言うこと。
 ハードな離脱となる。

・EUは如何なる事態でも,北アイルランドとアイルランドの国境を開放しておくよう努力する。
 その目的のためなら,歯止め案では如何なる妥協も辞さない。

・北アイルランドとアイルランドの国境は何時までも解放され続けなくてはならない。
 時限付きで閉鎖されてはならない。閉鎖は関係国の合意によってのみ可能とする。


バイロン
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キルクーク原油の行方 [経済]

1927年に発見された大油田、キルクーク油田。

イラクの宝の山。

現在、油田は,イラク地方自治政府であるクルド地区政府(KRG)の支配地にある。

長く,イラク政府とKRGは,原油の利益配分で紛争を続けてきた。

大油田から外部へ原油を搬出するには、パイプラインしか無い。

パイプラインはKRGの貴重な所有物だった。

油田から北のトルコ国境まで、KRGのパイプを通して、その先は,トルコのパイプラインで,地中海の輸出拠点シーハンまで送り出される。

昨年来、政府とKRGとの紛争が嵩じて,政府が,油田を占拠。

爾来,原油の流れは止まっている。

その後、KRGは虎の子のパイプラインをロシアのロスネフト社に売却してしまった。

ロシアは,キルクール原油のお得意さんだった。

昨今、ようやく,政府とKRGの交渉が再開し進み出した。

先ずは,油田の生産開始が先決だ。

金の卵を産む鶏だ。

利益分配はこれから決めるとして,日量20万-40万バーレルで、生産を回復しよう。

一方、ロスネフト社は、パイプラインの増強に注力してきて,既に,日量100万バーレルの輸送能力を備え,イラクがキルクーク油田から幾ら増産しようと,運送には問題ないと、楽しみに見ている。

パイプ輸送代金が膨大な稼ぎとなる。

一方、紛争で,閉鎖されていた油田なので,現地の生産開始は容易では無い。準備がいる。

況んや,100万バーレルまでの増産には,何年もかかる。


今後の国際油価の動きに影響を与えるキルクール油田、如何に立ち上がるのだろうか。


バイロン
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ミニ オイルショックの背景 [経済]

世界的に原油価格が下落している。

ブレント、WTI共に,70,60ドルを切った。

2015年の30ドル台まで続落するのか。

大方の市場関係者は、否定的。

現状の市場は”風評”により揺れており,実需給は、2015年代の過剰供給事態と異なり,バランスしている,と指摘する。

”風評”として関係者が指摘するのは;

・サウジ、ロシア、アメリカの増産が継続するとの報道。

・イラク政府がクルド自治政府と妥協がなり、イラクからの原油輸出が即時30万BD程回復する。

・トランプのイラン原油禁輸施策は無効。イラン原油輸出は減らない,との観測。

・インド、中国経済減速で,原油需要が弱まるとの観測。


鍵は、今月、アブダビにおける,オペック 閣僚級会議。

来月のオペック総会の基本方針を策定する。

減産決定がなさるか否か。


バイロン


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