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米中貿易戦争 [国際]

ブエノス アイレスのG-20サミット会議は11月30日と12月1日の二日。

米中貿易戦争の解決に向け,トランプと習近平の会談がセットれた。

現在の紛争の大要だが:

・アメリカは,中国よりの輸入額2500億ドル相当に関し10%の懲罰関税を課している。

・アメリカは、知的財産の”窃盗”が改善されなければ,上記課税対象品目のうち2000億ドル相当分  について、来年から税率を10%から25%に引き上げる。

・これに対し中国はアメリカからの輸入品総額1100億ドルに類似の報復関税を課しており、農産物 は事実上輸入禁止の処置を採っている。

ブエノス アイレス会談では,詳細は技術的に込み入っている現状なので,具体的妥協は望めないが,大筋で解決に向けて”会話を開始する”という原則論が合意されるとの観測が強い。

一方、中国の強硬派はトランプは中間選挙での下院の惨敗で力を削がれており,アメリカ叩きに好機だと見ている様子。


バイロン




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中国の米国債保有 [国際]

アメリカ財務省公表。

全世界に売却される米国債額、約6兆ドルのうち最大の買い手は中国で現在(9月末現在)の保有額は1.15兆ドル。

その保有額に異変が生じている。

9月まで連続して4ヶ月減少している。

9月の単月だけで1370億ドルの収縮。


バイロン
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イラク キルクール原油輸出再開 [経済]

本欄で触れたイラクのキルクール原油。
イラク政府の公表で一年ぶりに輸出が再開された。
最高、日量30万バーレルの実績があるが,今回の再開規模は5万から10万バーレル。
パイプラインでトルコを経由シーハンに搬出される。

来月のオペック総会、100バーレルの大規模生産カットが予想されるが,今回のキルクーク原油の市場再登場は,逆モーション。


バイロン
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小康状態 [連載ー英国EU離脱交渉]

週末のイギリス政界。

懸念された”第二波”の造反劇ー閣僚の辞任ーは不発に終わり,メイ政府は小康状態。

辞任した離脱交渉の担当大臣は”軽量”議員に代わり,今後の交渉はメイ首相直々に仕切る。

メイは全国組織を動員して、現在の離脱協定案が、他に代案無く最良だと,説得工作に打って出る。

取りあえず週末の”政変”は避けられた。


バイロン
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