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待球作戦の危険さ [国際]

FT紙コロムニスト、ステフェンズ氏論評。

・アメリカの中間選挙、欧州筋は,トランプの共和党が上院でも惨敗することを願っていた。

・しかるに,アメリカは変身し,国が二つに割れてしまっていた。トランプは上院を確保した。

・トランプは大統領就任直後、最初の公式外遊先にサウジアラビヤを選んだ。
 以降、彼の外交はかっての常識、正義感に反し訳の分からぬ迷走を続けている。

・ロシア、中国、トルコを除き国際社会は,トランプは中間選挙で支持を失い、これからの2年間は レイムダックで,奇妙な外交行動も薄れ、自然消滅すると期待された。
 ほっておいた方が良いと,判断してきた。

・しかし,今度の中間選挙で,左様な 待球作戦は,寧ろ危険だと判明した。
 至急、世界は認識を改めるべきだ。
 この際,改めて、自由で法と秩序の支配する、世界の創設が必要だ。

・欧州は、これから、アメリカには"良いかげんな”コミットをあたえ,深入りせず、"日本"、カナ  ダ、豪州と協力を深化させるべきだ。

バイロン


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トランプとメデイア [アメリカ州]

前代未聞の珍事。

CNNのホワイトハウス詰め記者が,記者会見から放逐された。

昨日、中間選挙結果につき、トランプに執拗に質問を続け、トランプの不快感が明らかだった。

本日、ホワイトハウスは同記者のホワイトハウス入館を拒否。

同記者に供与中の入館パスの無効を宣言。

同記者は,シークレットサーヴィスに追い返された。

ニューヨークタイムズ紙他、有力メデイアは一斉に抗議開始。

バイロン
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メイ党内統一土壇場の努力 [連載ー英国EU離脱交渉]

もう,時間切れに近い。

イギリスメイ首相は,与党議員にこれまでのEU離脱交渉の全てを、公開した。

彼女は此処までに”95%”の合意がなったとする。

唯一残る難問は,北アイルランドとアイルランドの地続き問題。

両者間の税関、出入国管理をどうすべきか。

与党内の強硬派は,中途半端な妥協案を退け,簡単明瞭に,両者関係を完全断絶に追い込めと,強硬。

EUのメンバーたるアイルランドと曖昧な関係を続けると.イギリスは,その代償としてEUの規則を守らねばならず,労働者移住を避けられず、EU以外の国々との自由貿易交渉ができない。

そればかりか,宿痾の政治課題、北アイルランドの,アイルランドへの帰属問題さへ再燃する恐ろしさが残る。

メイ首相は"数日中に"EUと北アイル問題につき"満足できる合意が可能だと,党内説得に躍起。


バイロン







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無法と無秩序 [アメリカ州]

トランプのアメリカ。

中間選挙終了直後、昨日、トランプは法務長官セッションを解任。

セッションは,個人的にロシアと関係あり,先の大統領選挙中、ロシアの関与につき司法省の捜査、に関与しない(recuse)態度をとり続けた。

トランプはセッションこそ,"彼の"司法長官として彼の潔白を証明すべきだと,無関与の姿勢を非難し続けてきた。

法務省の特別捜査(ミューラー捜査官)はセッションに代わり、副司法長官ローゼンスタインが指揮してきた。

今回の解任で,法務長官”代理”に,セッションの首席補佐官、フイットタッカーが任じられた。

徹底したトランプの"飼い犬”で、ロシア関連捜査、大統領の個人的金銭問題捜査は、大統領選とは無関係で,法務省の捜査対象外だと、公言してきた問題児。

今回の長官解任で,副長官ローゼンスタインの立場が不鮮明となった。

法務省の独立,"法と秩序"の擁護を堅持する硬骨漢。

しばしば,トランプと衝突している。

トランプには"不快な”目触り。

彼まで馘首されると、いよいよ,トランプは"無法と無秩序”の暴れ馬として、次回大統領選を戦うことなる。


バイロン
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