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サウジ皇太子とインド [アジア]

反体制者を外国で謀殺する独裁国家サウジ。

先進国から下手人と忌み嫌われる皇太子モハメッドはイメッジ回復のアジア外遊を続けている。

パキスタンに、ペトケミプラント、道路等インフラ等に200億ドルの借款、投資を約して、インド入り。

二日間のニューデリー滞在で、5つの投資案件に合意したと報じられる。

皇太子は、インドの港湾と道路建設に、始めてサウジの国富ファンド資金の投入を約した、と報じられる。

また、インドはサウジの建国の過程に最大の貢献を行い、両国の友好はDNAに刻まれていると強調。

しかし、インドは、サウジの天敵イランとも友好関係を保ち、皇太子が今回カネをばらまいたパキスタンとは、明日にもカシミールを巡り戦闘が始まりそうな剣呑な関係。

それに、パキスタン、インドに、金のばらまき作戦を展開するが、中国も”新興国”を金縛りにする”カネ外交”の同類項。

皇太子は次の中国訪問を本日終え帰国する。

バイロン
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キムの代理戦争? [アジア]

北朝鮮のキム主席は昨年主席として初の海外訪問に北京を訪れている。

爾来、先月の北京訪問は異常ともいえる4回目となる頻繁さ。

昨年、シンガポールで鳴り物入りのキムートランプ会談。

キムが乗った航空機は中国政府からの貸与された747機。

中国航空のロゴが見えた。

来週、ヴェトナムのハノイで行われる第二回キムートランプ会談。

先月のキムの北京詣はハノイ会談の入念な下準備だった。

シンガポールでもハノイでも表面には中国の陰は無い。

だがキムにとり、命綱は中国の支援。

食料、燃料の生命線を握られている。

一方、中国習主席にとり、トランプーキム合意が中国の威信を傷つけてはならない。

不都合を招いてはならない。

”間接的に”トランプに恐喝されてはならない。

十分なキムの監視、指導が必要である。

中国は、キムが余り核武装を急いだり、物騒な戦争紛いの行為に出ると、韓国、日本に、”防衛上”の武装の口実を与え、両国の頼り神、アメリカにも”同盟国擁護”の武力増強の口実を与える。

中国にとり最悪の”敵性”軍事同盟の強化となる。

だから、キムには余り派手に武器を振り回させるわけには行かない。

さて、ハノイの結果は?

バイロン
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土壇場のもだえ [連載ー英国EU離脱交渉]

来週英国議会は国運を決する議決を行う。

メイ首相の最終EU離脱案の可否を決する。

与野党主張を盛り込んだ妥協最終案は”planB"を含む。

即ち、アイルランド問題につき、与党内議員多数が要求する改正”歯止め案”を含み(本欄で触れてきた趣旨)、3月末にEUと”新協定”がならず、”無協定状態”のまま、離脱する事態(”ハード離脱”)を避ける為.EUと新規交渉を行うために、”離脱日の延長を交渉”する、とする。

交渉延期はリスボン協定第50条の定めの改正となる。

来週の議会採決。

与党内、主流の硬派は飽くまで、綺麗さっぱりとEUの足かせを脱するべきと、姿勢を崩さない。

これ以上のゴタゴタを避け、”ハード離脱”を貫けと強調。

この期に及び、党内分裂は鮮明で、与党内に、次々と”和平派”の離党、辞職が生じている。

来週の議会議決、どう転ぶのか誰も予測できないようだ。

バイロン



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カナダの牛肉:11%新TPP効果 [経済]

今年年頭に発効の新TPP協定。

アメリカ抜きの11カ国協定。(トランプが勝手に脱会した。)

1月1日から日本への牛肉輸入関税が38.5%から27.5%に下げられて、日本の輸入が増加中。

特に、カナダの牛肉が伸びている。

新協定では関税率は徐々に7%まで下げられる。

亦、続いて2月1日、発効の日本ーEU自由貿易協定でも、日本のEU諸国からの牛肉輸入関税が新TPPと同じく27.5%に下げられた。

これで、アメリカのからの牛肉輸入に”世界的に”11%の差がついた(アメリカ牛肉は38.5%のママ)。

亦英国の牛肉だが、彼らがEUから離脱すると、新税率は適応されず、38.5%となる。

日本は魚肉の国、これから一変して牛肉を好む国に変身するか。

これから、何をしでかすか分からぬトランプの対日牛肉圧力がかかる。

バイロン


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