４発５００人乗りA-380の終焉

欧州のエアーバス社は、大型機、A-380の製造を停止する。

ボーイングの７４７に対抗して、多数旅客をハブ空港からハブ空港に纏めて運ぶ新時代の到来と目された。

巨大機体を４つのエンジンで浮かせ､５００人クラスの多数旅客を一挙に運ぶ。

だが、A-38の注文はもう無い。

エミレイト航空と日本のANAを除いて受注残は無くなった。

国際的に航空機旅行者が増え､飛行場も､広い範囲に無数建設された。

ハブ空港で”小型機”に乗り換えて目的地に着く時代は消えている。

地方空港に限定数の旅客を直接届ける､”中小型”飛行機の時代となった。

小回りのきく､”２発エンジン”飛行機の時代となりつつある。


バイロン

アメリカ消費に異変

GDPの三分の二をになう一般消費。

アメリカは内需超大国。

昨年１２月の消費動向が明らかになった｡(政府閉鎖で遅れたが商務相の公表)。

主要点；

・12月、単月の消費落ち込みが激しい｡リーマンショック直後の２００９年以来の最悪の状況。

・オンライン､メイルオーダーは前月比、４％の激落。(２００８年１１月の最悪記録の塗り替え）

・ガソリンスタンド売り上げは５．１％の激落。（２０１６年２月の最悪記録塗り替え）

・趣味、楽器、書籍消費は４．９％の落ち込み。（２００８年９月以来最低）

・レストラン、バーの売り上げは０，９％の落ち込み。

・僅かに自動車販売が０．１％伸びた。

バイロン

米中貿易戦争；交渉の現状

アメリカ通商代表ライトハイザーと財務長官ニューニッチは本日北京で、習主席と会談予定。

三日目に入る米中協議に顕著な進歩は無い様子だが、トランプは、トウイッターで成果を宣伝している(内容不明）。

彼は交渉の期限とした３月１日(交渉決裂だと即時、追加報復関税を賦課する）を６０日延期する用意があると、態度を軟化している様に見える。

トランプｰ習トップ会談実現につきホワイトハウスは前向きだと強調。

ただし日時、場所は不明。

バイロン

メキシコの壁と国家非常事態宣言

今週末に迫っていた二度目の政府閉鎖。

メキシコ国境に難民移民を遮断する”壁”を建てたいトランプ。

選挙公約の目玉である。

建設費に５７億ドル必要だ｡

しかし、議会に民主党を中心として、壁の効果は無く、移民、難民対策は、総合的対策が必要と反対が強い｡

政府の予算執行には都度議会の支出承認が要る。

議会は壁の建設費を認めて呉れない。

トランプは昨年末報復として政府閉鎖。史上最長の３５日の閉鎖状態を生じた。

議会の執拗な反対で、トランプは今週末より二度目の政府閉鎖の脅しに出ていた。

昨日、上下院は政府閉鎖を避けるため、妥協案として、建設費用を値切り１４億ドルだけ許可し、その他、国境警備員の増強等の処置を含めた案を承認。

トランプに突きつけている。

トランプは、かねてからの恫喝どおり、議会が言うことを聞かぬなら”国家非常事態”の宣言を発し、議会承認を避けて、他の行政ファンドから自由に、壁の費用を捻出するとする。

国家非常事態とは、戦争、大災害を対象とする特別大統領権限。

国境の現状はトランプ大統領就任の２年前と何も変わらず、”非常事態”とはほど遠い。

大統領権限の過剰行使で、立法府無視の憲法違反と、民主党、その他多くの団体がトランプを法的に訴追すると、騒ぎが広がっている。

本日一日限りのトランプ決断。

議会の妥協案を飲み、非常宣言も断念するか？それとも政府閉鎖か？

さてトランプどうする｡


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