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EUカンボジアを放逐 [国際]

カンボジアの人権無視、政治的独裁は、目に余る。

一昨年、EUは、新興国に与える特別優遇通商協定(EBA)をカンボジアにも供与した。

優遇処置で、カンボジアは繊維、靴、農産物のEU輸出が、関税無しで許されて昨年は一挙に55億ドル相当がEUに輸出され、カンボジアの最大の輸出市場となった。

しかし、本欄でも触れてきたがハンセン政権の暴政は許されない。

EUでカンボジア非難の声がつのる。

EU委員会は,EBA協定の破棄を決定、今月6ヶ月の精算課程に入った。

この間、カンボジアに人権問題改善の意思と方策が明確になれば協定は継続。

さもないと更に一年の経過期間を経て、協定は無効となる。

バイロン
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最大の友 オランダの評価 [連載ー英国EU離脱交渉]

財政健全グループ、EUの北部諸国、所謂”ハンザ同盟国”。

そのリーダーがオランダ。

EUを離脱する英国の最友好国だと自他共に認めてきた。

ラッド首相は現在EUの主導者として、メルケル、マクロンを凌ぐオピニオンリーダー。

今年、EU理事会の長に昇格の噂が強い。

昨日彼の記者会見での見解;

・英国は離脱の国民投票後、”弱小国”になり果てた。

・EUと協定無き”ハード 離脱”は英国にとり破局的結末となろう。

・EUは離脱の悲劇から英国を救おうとしている。
 ボールはドーヴァー海峡の崖に向かい転がっている。
 直ぐに落ちそうなのに、英国は何もしていない。

・オランダは”意外な”受益者となった。
 昨年1年だけで”EU離脱”を理由として42社が英国からオランダに移住してきた。
 移転により、2000名の新規雇用が生じて新規通商金額は3億ユーロを超えた。
 今年に入り英国からオランダへの逃避企業は後を絶たず、日本のソニー、パナソニックも欧州本 部をオランダに移転すると宣言している。

・話をした”全ての”英国の企業家は、離脱後、英国内の投資を削減すると話している。
 離脱は彼らにとり”乗り越えられぬ”障害となる。

・これまでEUは自分の力を認識していなかった。
 今や、外交、国際通商の場でアメリカ、中国が自己主張を連発する。
 EUはトランプに遠くから批判、苦情を並べるだけでは無く、具体的に対抗すべきだ。
 彼のWTO非難に具体的に抵抗すべきだ。
 ”ナイーヴさ”を捨てて”汚い喧嘩の仕方”を覚えるべきだ(street-wiseになるべきだ)

・シーメンス、アルストムを合体して、航空機のエアーバスのような”欧州チャンピオン交通システ ム”を作ろうとする企ては、独占法違反で個々の闊達な競争を削ぐので反対である。


バイロン

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