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大坂なおみは日本人か [社会、文化]

テニス界の新女王、大坂なおみ。

今年、22才になる。

彼女は日本とアメリカの国籍を持つ二重国籍者である。

日本の法では、彼女は22才になる時点で、どちらかの国籍を選ばねばならない。

若し、アメリカを選べば、彼女はオリンピックで日本に金メダルをもたらさない。

メダルはアメリカに行く。

日本国籍法だが”太古の時代”からの遺物である。

選択しないで、密かに二重国籍を保有してるヒトはごまんと居る。

別に罰則の規定は無い。

現時点で、二重国籍者は約90万人。

亦、日本の新生児はピーク時の1949年に270万人だった。

それがなんと昨年は92万人にまで落ち込んでいる。

ここまで縮小した新人口なのにその内の一部が二重国籍者で、”いずれ、日本人で無くなる”運命である。


蓮舫代議士の国籍問題で国会が騒いだとき、世界は驚愕した。

日本の”純粋”単一国民性への極端な拘泥。

余りに異常で世界基準に逆行する。

先進国で、移民法を持たぬ不思議な国。

今や、人口縮小のモデルのように見られても、抜本的打開の努力さへ起こらない。

大坂なおみが”鎖国日本”を打ち破る現代の黒船となるのか。


(本日のFT紙の指摘から)


バイロン
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土壇場EU [連載ー英国EU離脱交渉]

EU離脱を巡り大詰めの英国議会。

党議拘束も無し。

超党派で如何なる意見も表明でき票決に繋がる。

自由なようで立ち位置を誤ると自分の選挙区からもメデイアからも酷く叩かれる。

議員諸侯は、”精神的異常兆候”に悩まされる。

今週のEU27カ国サミット。

英国メイ首相の”最後のお願い”-離脱延期の要請ーに如何に対処するべきか。

英国議会に似て、足並みが揃わない。

メデイアが捉えたEU反応の幾つか;

・マクロン フランス大統領;離脱延長を許す条件として、英国は延期期間中、EUの予算、人事、 等重要案件に付き一切意見を挟まぬ確約が要る。

・ドリアン フランス外務相;EUサイドは離脱時期を、これまで2回延期している。
 EUは英国議会の”繰り返す”延期騒ぎに付き合っていられない。 
 EUは英国の気ままな国内問題に無限に付き合う時間の浪費を止めるべきだ。 

・タスクEU理事会長;延期が欲しければ1年でも何でも長期延期を与えれば良い。英国は出ていく時 期を自分で決めろ。
 決めたときに出ていけば良い。

・ドイツ メルケル宰相;あらゆる選択肢を考慮すべき。

・アイルランド バラドカー首相;短期で無く長期の延期を認めるべき。
 延期を認めぬメンバーは即時断絶の”困難”を生じる責任を取るべき。


バイロン

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