SSブログ

ハウウェーと五つの目 [テクノロジー]

昔の縁故である。

旧世界である。

国際情報戦に、アメリカ、英国、豪州、カナダ、ニュージーランドの血縁、同言語の5か国が肩を組んでいる。

密かに連盟を結成し、保安情報を共有し共同して防諜活動を行っている。

”五つの目”ー”Five Eyes”ーと呼ばれる国家情報連合体。

情報技術の潮流は強く速い。

IT環境が新段階、5Gに突入である。

5Gインフラ整備に不可欠な装備、装置、器具の世界的ハードウェアー メイカー、中国のハイウェーが登場。

予想外に、五つの目に亀裂が走り出した。

親分格のアメリカが、ハウウェーは中国政府と繋がりがあり、彼らの器具を使えば、五つの目の秘密は中国に筒抜けになると、ハウウェー排除の音頭を採る。

早々に豪州が賛成。

ところが、英国が5G装置のうち”重要部分を除いた”分野に付きハウウェーの採用を考慮すると態度を軟化させている。

アメリカ、豪州と突然角を合わせた。

さてどう決着がつくのか。

”スパイ仲間”割れは、昔から悲喜劇だと相場は決まっている。

(BBCその他の報道より)

バイロン
nice!(1)  コメント(0) 

ガーナのドローン医薬配達 [国際]

シリコンヴァレーのスタートアップ起業、ジップライン社は世界保健機構(WHO)と共同してアフリカガーナに無人機ドローンによる医薬品配達事業に乗り出す。

ガーナ全国の2000カ所の治療現場に、国内数カ所に設置の保管所から、オンラインで注文される薬品、特に種痘等の防疫薬品、緊急用の輸血血液、血漿をドローンで短時間に届ける。
ドローンは往復160キロをカヴァーし、時速110キロで飛行できる。

国全体をカヴァーするドローンによる薬品配達業務は世界始めて。

ガーナ国民の健康水準の向上は図りしれない。

WHOは今後、アフリカ大陸でジップラインとの共同作業を強化、拡大するという。

尚、ジップラインは今年中にアメリカ北カロライナ州で、同サーヴィスを発足させると発表。

同時に、"東南アジア”でも計画中と言う。

バイロン


nice!(0)  コメント(0) 

EU産業政策ー新思想 [国際]

欧州産業ラウンドテイブル議長、スウェーデン ボルヴォ社CEOスヴァンバーグ氏(元BPチェアマン、前エリクソンCEO)は、欧州企業の代表格。
ラウンドテイブルは欧州に操業する国際企業55社のCEO、会長がメンバー。

欧州議会の選挙を来月に控え、EU本部に今後のEU経済政策の基調に付き下記提言すると公表。

・アメリカ式資本主義は”株主資本主義(share-holder capitalism)”。
 税法体系まで操作し株主優遇に全力を傾け、富の偏在を助長する。
 拡大する国内貧富の格差は政治的に許容出来ぬ限度に達しよう。

・欧州の資本主義は”企業関連者資本主義"(stake-holder capitalism)としなければならない。
 企業の社会的責務の負担、法的監督の強化で過剰な利益の排他的分配を抑える。
 株主ばかりでなく、国家、組合、等々企業関連者(stake-holder)の利益に配慮した"欧州型”資本 主義としなくてはならない。
 アメリカ式資本主義に比べると企業の"自由度"は落ちるが、企業の"永続性(sustainabolity)”はより 強く保証される。

・中国の進出、なかんずくIT産業の国際進出に関して、アメリカの主張するゼロサム視点は間違いで ある。
 商域は限定的だと独断し、シェアー獲得競争に走るのは間違いである。
 対抗すべきではない。
 中国と新規産業のパイを"共に”大きくする視点に改めるべきである。

・EUの産業政策は"ナイーヴ(幼稚)"であってはならない。
 アメリカの一国主義、中国の国家管理経済に対抗する為、”受け身”でなく、自ら、域内投資の刺激 策を進め、技術革新への投資を積極的に行うべきだ。


バイロン



nice!(0)  コメント(0)