オッド マン アウト；サンダース虐め

週末29日は南カロライナ州の民主党大統領予備選。

前3州と違い、人口は多く特に黒人人口が優勢。

2016年の予備選では投票者の60％が黒人だった。
未だに前大統領オバマに対する人気は根強く､直前世論調査ではオバマの副大統領だったバイデン候補の支持率がサンダースを上回っている。

本日投票前の最後の公開討論会。

現時点でトップを走るサンダース候補を他の候補者が連合して足を引っ張った。

曰く、サンダースの左翼的社会諸政策はアメリカ財政を破壊する、彼の信奉する”社会主義”は全国の民主党支援者が忌み嫌う。”非アメリカ的”である。
サンダースに投票すると全米の民主党支持者の票を失い、トランプの勝利に繋がる。
サンダースへの一票はトランプへ一票だと”そうスカン”状況だった。

さて週末の結果は？

バイロン

報道狂騒：コロナ風邪

昨日中国保健局は始めて武漢以外の中国全土でコロナ風邪による死者が出なかったと発表。
全土で約23000人が回復し退院したと発表。

世界のメデアに恰好の画材。
何処も狂騒を掻き立てる。
例えば下記：
・イタリアの発症率が欧州一番。北部で病院のロックダウンを始めパニック状態が広がる。
　数十の都市が閉鎖(ロックダウン)状態。10万人が検疫中。隣国のオーストリア、スイスに
　伝染。フランス、スペインで患者数増加中。
・韓国が突発的に発症者が急増中。発症者が1000人を超え､死者が12名。
　キャロル基地の23才の米軍兵士が発症。初の米兵発症のケイス。
・トランプはアメリカはコロナ風邪を封じ込めたと宣伝する。
　議会の公聴会で証言する関連官庁の長がいずれもトランプの政治指名で風邪の実態を熟知しおらぬ
　実態が露呈。感染者はうなぎ登り。

バイロン

実の無い祭り：インドのトランプ

トランプのインド訪問。二日間の実の無い騒ぎで終わった。

トランプとインド　モデイ首相、共に二人の友好を宣伝するだけで最大の懸案の通商紛争につき進歩無し。(昨年6月トランプがインドからの優遇輸入条件を一方的に破棄。インドは報復として米国からの27品目輸入に関税を課している。）
形ばかりのヘリコプター等の武器の購入契約、テロ対策での協力、5G展開に情報保護の連携等に合意している。
またトランプ訪問を狙ったようにデリーでデリーでヒンズー教徒とイスラム教徒の衝突が生じ警官を含む10名が死亡、多数の負傷者がでている。

バイロン

抗コロナヴィールス薬

WHOの副事務総長アイルバード氏は昨日北京で記者会見。

アメリカ加州のバイオ薬品会社ギリアッド　サイエンス社の薬品”レンデシヴァー”が取り寄せられ､コロナヴィールス被患者に試験投与を開始。
今のところ”一番効果が期待できる薬品”だと発表。
臨床実験の結果は4月に出ると発表。

ギリアッド社株価が暴騰している。

バイロン

アラムコ シェイル ガス開発に乗りだし

ロイター通信は先週土曜日にサウジアラビア政府は国営石油会社アラムコのシェイルガス開発計画に許可を与えた､と報じた。

総投資額は1100億ドルに及び10年間で原油80万BD相当分のシェイルガスを生産する。

ガス田は､世界最大油田ガファールに近いジャフラ。
ガファールのインフラが利用できる。

これまでサウジアラビヤにはシェイルガス生産に必要な水が不足し開発は不可能だとされていた。

数年に亘り､海水の利用を含め地下含ガス層の破壊（フラッキング)技術の検討を進めて､終に実用化の目処が立った。

アラムコとの共同研究に、シュランベルジェ、ハリバートン、ベイカーフューズが参加している。

10年後にアメリカ、ロシアに次いで世界第三位のガス生産国を狙う。

先ず、国内の発電原料として原油を置換し、ペトケミ原料として利用、また、隣接国にパイプで輸出する。

LNGは考慮しない。

バイロン

韓国駐留米軍コスト問題

現在、韓国に駐留する米軍兵士数は28500人。
基地に働く韓国従業員数は9000人。
米軍駐留費用の韓国分担は米韓”特別関係協定”で5年毎に合意される。
2019年以降5年間は韓国政府が年間約10億ドルの分担と決まっていた。(それまでの5年間は約8億ドル）

ところが､トランプが突然の爆弾要求。
分担を一挙に”400％”増額要求。
年間50億ドルを要求。

以来米韓関係は急速に冷え切ってる。

トランプは､増額が無いと4月には”経費賄えず”9000人の韓国人基地従業員を解雇すると脅している。

トランプの唐突で、途方も無い要求には米上下院議会にも、極東の軍事的安全に傷をつけ危険だとの意見が強い。

米韓の協議は先月15日ワシントンの会合でもの別れとなり、次回の協議日程は決まっていない。

4月は韓国総選挙。

反トランプ国粋派の伸張が予想され､方や､トランプの豪腕外交と衝突が激化しよう。

バイロン

空鉄砲ーサンダースの政策

民主党大統領候補の先頭を走るサンダース氏。

CNNとのインタビューで大失態。

サンダース氏の主要政策である、国民公的皆保険､公立大学授業料無料化、学生の教育ローン残高の棒引き、それぞれに関し､財政の負担額につき答えられない。司会者の追及に”Ｉdo'nt　know”との返答。

亦、これら施策経費の補填として法人税増税、富裕者新税を課すとしているがその税収規模につき明確な答えを持たない。司会者の追求に”中産階級にも増税”となる、と曖昧な返答。

司会者も仰天。

これでは責任ある民主党候補者として失格だと非難が巻き起こる。

バイロン

マレイシア マハテイール首相辞任

マレイシアの94歳、マハテイール首相は本日、国王に首相辞任の意を伝えた。

永く後継者と目されるアンワール氏と組んで一昨年に国富ファンドの資金流用嫌疑のナジブ首相の追い出しに成功。

野党連合政府を組織してきた。

今後の展開は見えない。

一説には､マハテイールが約したアンワールへの政権禅譲が、遅れ､アンワール一派が反乱したとされる。

一説には、老練な政治家のマハテイールが､アンワール抜きの新政府を組む演出だとする。

バイロン

サンダース驀進と南カロライナ

3州の予備選を勝ち抜いた民主党大統領候補、サンダース　ヴァーモント州選出上院議員。

先週のネヴァダ州の予備選では圧倒的勝利で勢いがついている。

弱者擁護、巨大企業の国有化、富裕層への高率課税等を標榜し､自身”社会主義者”と称している。

今週末は南カロライナ州の予備選。

州民は､サンダース氏の主張は過激過ぎ”社会主義者”の呼称に不安を感じている。

中間選挙で勝利した民主党だが、”中道派”を任じる穏健グループが多い。

最新の世論調査で､サンダース氏はバイデン候補に遅れを取っている。

驀進のサンダース氏にブレイキがかかるか。

バイロン

セルビアとロシア接近

セルビアはEUに参加を希望している。

だが、永くロシアの友邦国なのでNATOには参加しないと態度を鮮明にしている。
ウクライナ内紛に介入しているロシア軍の行動にEUはロシアに制裁を課している。
セルビアは早くから制裁に反対の姿勢。

今月ロシアから対空ミサイル防備装置パンツリS1の購入を決定。
クルーズミサイル、ドローン攻撃に対応する。

高官の交流も頻繁で急速にロシアとの関係を強めている。

ミサイル防衛設備購入で､国家防衛力が増強され”政治的中立性”が高まったと公式声明。

バイロン