オペックプラス：ロシアの見解

昨日、ウイーンのオペック本部でロシア石油相ノヴァック氏が記者団に下記表明している。

・サウジアラビアが提唱する第二弾の生産制限（６０万BDの削減）につき､ロシアは未だ正式に反応で
　きない。
　市場の反応解析に数日かかる。

・今のところ、中国のヴィルス風邪による原油需要の減少はさほど多きくないと見ている。

　精々１５万BDだと見ている。(ＢＰの見解と大きく相違する。彼らは３０万－５０万BDまで需要が
　収縮すると見る。）

・中国風邪の影響より、更に影響力があるのは、リビヤ、イラン、ヴェネズエラの生産能力で､
　予測が困難である。

・アメリカの原油生産の伸びが鈍化している。
　昨年は僅か１３０万BDの伸びだった。
　今年は１００万BD以下の伸びに後退しよう。
　油価の低迷が原因である。

バイロン

トランプの報復

上院の弾劾裁判を切り抜けたトランプ。
早速報復に乗り出している。
下院の公聴会で証言した人たちを追放、免職と、まるで独裁者の執拗､残虐な報復に似ている。
恐ろしい国の姿が浮かび上がる。
バイロン

豪ドル安

豪州中央銀行は先週金曜日、豪州経済見通しを発表。

異常干ばつ、山火事、コロナヴィーナス風邪の影響は短期的で､中長期的に豪州経済は好調だとした。

先週末、豪州ドルは対ドル１０年来の最安値を更新。

本年に入り世界主要通貨のうち、豪ドルは対ドル切り下げ率が４．８％に達し､ノルウェーのクローナ、ニュージーランド　ドルに継いでワースト　３となっている。

バイロン

若がえるアイルランド

アイルランドの総選挙｡

北アイルランドも併合して統一アイルランド国の建設を追求するシンフェイン党。

過去１００年、労働者を基盤に第三党の地位に甘んじてきた。

だが時代が変わりつつある。

４５歳以下の若い有権者が伝統の二大支配政党を遙かに凌いでシンフェイン支持を表明している。

”新アイルランド”時代の到来かも知れない。

北アイルランドも世代の若返り現象が顕著で､若者がアイルランドとの合併を求めだした。

過去の､宗教による分離、武装闘争の時代は終わりに近い。

若返る人口こそ進化の起爆剤。

”demography is destiny”とは至言かもしれない。

バイロン