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マハテイール政略失敗か [アジア]

マレイシアの政局、混迷の度を増している。

94歳、手練れの政治家マハテイール首相。
永き政敵、元彼の副首相だったアンワールと野合。反政府連合(パカタン ハラパン)を結成。
一昨年、永遠政権と思われたの伝統的マレイ政党(バリサン ナショナル連合,UMNOが中心政党)
を倒し政権奪取。

ところが野合時の約束に反してマハテイールはアンワールに政権の禅譲を行わない。
アンワール一派が騒ぎ出した。
首相は余りに老齢で、政権奪取後、72歳の”若き”アンワールに席を譲る約束では無いか。

だが野心満々のマハテイールには約束通りの下馬の意思はない。

そこで一芝居。

首相を辞任し、かっての自分の支持基盤だった伝統政党と復縁のトリックを演じ、アンワールを切り捨てて新政府を作ろうと策動。

下準備は完全と見て首相辞任の演出。

だが、今度は彼の政治力も不発の様相。

アンワールは反マハテイール諸派を纏めて逆にマハテイール切り捨てて新政府樹立を狙う。

王(アゴン)が調整に乗り出したが視界は不透明。

来週は、総選挙に雪崩れるかも知れない。

バリオン


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トルコ正規軍の殺害:イドリブ州紛争 [中東]

昨年暮れ、トルコーシリヤ国境から、NATO他、友邦国に相談も無く、兵を引いたトランプ。

後に残った事態は混乱の一途。

シリヤ政府は、トルコと国境を接する北西部イドリブ州に巣くう反政府軍勢を一挙に壊滅しようと行動に出た。

支援のロシア軍と共にここ数週間猛空爆を続けている。

トルコは、空爆を逃れる難民の流入を抑えようと同州に越境し12カ所に軍事監視拠点を構えている。

300万人口のイドリブ州民の三分の一、100万人の群衆がトルコ国境まで猛空爆を逃れて避難、集結している。

シリヤ軍の空爆で、煽りを受け、トルコ兵士が死亡している。

昨日は一日当たり最悪の30名の兵士が被爆し死亡。

トルコはシリヤに猛抗議を繰り返し、報復を誓う。

しかし、シリヤの領空権は完全にロシアに握られている。

イドリブでシリヤ軍に対抗しようとも戦闘機を飛ばせない。

バイロン
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ペンスの所業:インデイアナ州知事時代 [アメリカ州]

HIVがアメリカに蔓延した2015年時、インデイアナ州が震源地だった。

当時、現副大統領のペンスは州知事だった。

州の健康機構におけるHIV検査で注射器を都度取り替え新品を使うと、世間に、使用済みの注射器が大量に流れ麻薬使用者の手に落ち麻薬蔓延の幇助になるとして、新品注射器の検査時使用を禁じる、と言う信じられぬ命令を発し、HIV患者の増加に繋がった。

亦、闘病に信仰の重要性を説き、タバコの害につき否定もしている。

彼が州知事時代、インデイアナ州は全米、健康水準評価で40位の低ランクに評価されたいた。

その他、彼の州知事時代は、”宗教の自由”を説いて、食堂オーナーが嫌いな宗派の客をを店から閉め出す権利を認め、多くの企業が宗教による差別を認めると抗議、州外に転出する騒ぎを起こしている。

トランプがペンスを中国風邪対策の責任者に任じて、全国から反対の声が上がって居る。

民主党大統領候補者のサンダース氏は任命を”酷い(disgusting”としペンスは”コロナ風邪は祈れば解消する”と言うだろう、と酷評。

バイロン
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オペック プラス:大型減産か [経済]

来週のウイーンにおけるオペック プラス会議。

コロナ風邪の影響で中国の原油需要が一気に2割を超して落ち込んでいる。

1月始めに70ドルをつけた原油価格が今や、50ドルを割りそうだ。

オペック プラスは昨年12月国際的な原油の過剰生産による価格の下落を止めようと本年上半期、日量210万バーレルの減産を合意。

そこへ、コロナ風邪が襲った。

来週ウイーンでは、12月の減産に加えてさらに100万バーレルの大型減産が打ち出される可能性が
高まった。
コロナ風邪の原油需要への影響につき慎重な解析が必要だとし減産に反対していたロシアの石油相ノヴァック氏が折れた様子。
100万バーレル減産は、太宗をサウジアラビヤが負担し、残余をクウェイト、UAE,ロシアが均等分担すとの観測が飛び交う。

バイロン
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