経過期間延長無し

昨日、英国、EU共に、英国離脱交渉の経過期間延長に関し、本年末日をもって経過期間を終了すると合意した。

英国国内、特にスコットランド、ウェイルスの地方政府からは、コロナ風邪の影響で英国、EU共に損害を受けている現在、半年で離脱協定交渉を終えることは現実的で無く、年末を超えた離脱経過期間の延長を求める声が強かったがジョンソン首相は押し切った。

政府は"２０２１年１月１日をして英国は政治的、経済的独立を再確保する。”と声明を発した。

来月７月１日から、英国、EUは離脱交渉を"毎週"行う事に合意。

これで双方、橋を燃やして後退は出来ない。

バイロン

１メートルか２メートルか：英国パブの命脈

来月⒋日より、英国のパブの開店が許される｡

ジョンソン首相は"当面"店内の顧客間の接触隔離距離を２メートルと決めた｡

英国ビールパブ協会（British Beer and Pub Association）は猛烈な反対。

WHOの勧告では隔離距離は１メートルとなっており、既にフランス、デンマーク、イタリア、リトアニアは"１メートル　ルール"を適応している。

何故彼らは１メートルで安全で、英国は２メートルを要するのか。

全英、６７，０００軒のパブに９０万人が働いている。

２メートルの間隔を空けるとなると､客数の落ち込みで７５％のパブは経済的に維持できず、１メートルの間隔でも３５％が成り立たない、と主張。

事実、来月⒋日の再開店許可日に、営業再開を差し控えるパブが多い。

バイロン