アイスランド 欧州一の女性議員比率

昨日終了のアイスランド総選挙。

議会総議員数６３名中、ほぼ半数３０名を女性議員が占めた。

これまで、.全欧州で女性議員比率が一番高いのはスウェーデンだが、未だ過半数を占めず４７％。

今回の選挙でアイスランドが４８％で上回った。

現職女性首相ヤコブスドッターには安定した次期４年間が保証された。

.尚、国会で、女性議員数が男性議員数を凌駕しているのは、ルアンダ、キューバ、ニカラガ、メキシコ、アラブ首長国連合。(世銀調べ）

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イタリア 欧州で始めて”グリーン パス”：法的強制

イタリア議会は、全職種、職場にコロナ証明携行を義務づける法を成立させた。

来月１５日に施行される”グリーン　パス”法は；

･自家営業を含む全ての企業従業員は、種痘すみ、あるいは、コロナ風邪陰性、あるいは
　コロナ風邪完治の証明(紙面、デイジタルどちらでも可）を携行すること。
　公的機関従事者、学校関係者も同様。

･証明は”全ての職場”に携行すること。

・証明無しに就業しているものは１５００ユーロの罰金。

これまで、種痘証明の提示は.駅構内、映画館、レストラン、ジム、水泳プールに限られていたが、今回の法で、”全ての職場”に適応のこととなる。

欧州初の罰則つき強制証明の実施で、世界で最も厳しい処置。

未だ、完全受種者は人口の６５％、未種痘者も多く、混乱が予想される。

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英国運転手不足：半分のガソリンスタンドが空

イギリスに緊急事態が発生している。

EU離脱の余波で、重量トラックの運転者不足。

石油精製所から、ガソリンスタンドへ、ガソリンを配送するトラックの運転手がいない。

先週、高速道路に付随のガソリンスタンドを除き、全国のガソリンスタンドの５０％が売り切れとなった。

国民のパニック買いが原因。

ジョンソン首相は、軍の重量トラック運転兵士を投入し、ガソリン配送を補う、と発表。

本日は、更なる対策の為、臨時閣議を召集。

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ポスト メルケルのドイツ：連立交渉の始まり

１６年間ドイツ政治を支配したメルケル首相が引退する。

昨日の”後継者選び”の総選挙。

メルケルが支持するキリスト教民主社会同盟(CDU・CSU)のラシェット氏、対立の社会民主党（SPD)のショルツ氏とも、昨日の選挙結果、基盤の党勢が拮抗。

共に決定打とならず。

これから、他党を含み、離合集散のややこしい連立工作に入る。

メルケル後継者指名迄、数週間かかろう。

その間メルケルは代理首相を勤める。

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ロシアの世界観；国連総会ラヴロフ外相の発言

国連総会に出席のロシア外相ラヴロフの公的演説、記者会見での発言から；

・米軍のアフガン撤退は準備不足で失策である。
　国内に多量の武器弾薬を残し、タリバンに確保された。

・新タリバン政府の構成につき、ロシアは、中国、パキスタンと共同して指導している。

･西アフリカのマリで軍事クーデタが生じているのに、駐留フランス軍は撤退している。
　クーデター政府は、治安維持の為、ロシアの私的軍事傭兵団、”ワグナー　グループ”を雇用した。
　フランス軍は旧フランス植民地、西アフリカ諸国から、徐々に撤兵しているが、一方、ロシアの
　傭兵団を非難するのは筋違いである。
　フランスは、アメリカのアフガン撤退の失策を繰り返すべきでは無い。
　撤兵は事後の展開を考慮して行うべきだ。

･米中の紛争は、中国の発展を阻害する。

･欧州数国に国連を離れた新国際機構を求める動きがある。
　国連安保理の力を弱める動きで、危険である。
　ロシアは、安保理５カ国、ロシア、中国、米、英、フランス、の特別サミット機構の構築を
　提唱する。

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顔も見たくない：フランス通商相、豪州の相手との会合拒否

来週パリでOECD閣僚会議。

会議に参加する豪州の通商相テイーハンは　フランスの相手リースタ通商相に個別会談を申し込んでいた。

豪州はフランスとの９００億ドルにも及ぶ、潜水艦購入契約を事前通告も無く一方的に破棄して、米国からの原潜購入に切り替えた。


フランスの怒りは収まらない。

テイーハンは、何とか会話の糸口を求める。

リースタは来週の会談申し込みを峻拒。

また、豪州モリソン首相は、局面打開にマルコム大統領に架電会談を申し込むがこれも拒否されている。

マルコム大統領は.駐豪フランス大使を呼び返して、帰任させていない。

一方的解約の違約金交渉の糸口も見つからない。

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焼け石に水：英国トラック運転手

クリスマスを控え、英国の物流を担う、トラック運転手、農園労働者がいなくなった。

EU離脱で欧州大陸からの出稼ぎがいなくなった。

昨日、政府は緊急処置として海外の重量トラック運転手、鳥獣園労働者、１０．５００人に、特別労働ビザの発行を発表。

これに対し、英国経団連議長は”かがり火にコップの水一杯”の惨めな処置だと批評。

既にガソリンスタンドの閉鎖が起こり、スーパーマーケットの棚が空になっており、運転手不足は９万人を下らないと指摘。

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中国 白酒社長 終身刑

毛沢東ごひいきの白酒(バイチュウ）は中国の”国酒”扱い。

公私に亘り、贈答品として天井知らずの価格の飛翔。

本家、貴州マオタイ酒企業の株価は、コカコーラを凌駕している。

習金平政府は、社長を収賄の廉で、逮捕していたが、今週、”終身刑”に処した。

習金平は、中国巨大企業を目の敵のごとく取締り、中国の企業景観を急速に塗り替えている。

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フアウェイCFO孟晩舟帰国へ

トランプが課したイラン制裁違反で、中国電子機器メイカー　フアウェイ創始者の娘、同社の
ＣＦＯ、孟晩舟（４９歳）は３年前、米政府の要求でカナダ　ヴァンクーヴァー空港で逮捕され、
以来、米国への引き渡しを要求されたいた。

今週、米国ブルックリンの裁判所で、彼女との司法取引が成立。

米国は、カナダへの引き渡し請求を取り下げた。

司法取引は、彼女が、香港の子会社を通じて、イラン取引を行い、上海香港銀行他、西欧企業に、トランプ制裁に抵触しないと説明していたのが、間違いだったと認めたこと。

”罪を認めた”事で彼女の身柄は自由になる。

３年カナダのヴァンクーヴァー自宅で軟禁状況だった彼女は直ぐにも帰国となる。

米裁判所は、引き渡し請求は取り下げるが、フアワエーの制裁違反は、引き続き追求すると声明。

カナダを巻き込んだ、米中の抗争の火種の一つは取り除かれた。

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オーカスとクワッド：クワッドの意義

本日、ワシントンに招請されている日本、豪州、インドの元首。

クワッド　サミットである。

米英豪のオーカス協定成立直後の重大会合。

会に先立ち、インドのシュリンドラ外相は下記表明している。

・オーカス協定が成立したが、クワッドの重要性をいささかも減じない。
　クワッドこそ、インドー太平洋地域の最重要戦略的連合である。

・クワッドは”積極的、建設的”アジェンダを追求する。

・クワッドの協力分野は気候変動対策、ワクチン協力、新技術、インフラ整備である。


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