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中国の旧TTP参加請求 [国際]

アジアパシフィック地域の自由貿易グループ構想,TPP(Trans-Pacific Partnership)はアメリカの発想だった。

それをトランプが脱退。

以降、グループはアメリカ抜きで拡大してCPTPP(Comprehensive and Progressive Agreement for Trans-Pacific Partnership)となっている。

オーカス参加国(米英豪)の原潜協定の発足後、24時間を待たずに中国が上記自由貿易グループに参加を要請。

グループは日本、豪州、カナダが主導権を持つ。

中国の参加申請は、事務局ニュージーランドに対してなされた。

今、中国は、豪州と、カナダとは多面に亘る外交的闘争の最中。

申請の受付、及び条件交渉の開始には、中国と豪州カナダ間の、関係緩和が必要。

申請に際し、中国外務省スポークスマンは;
・中国の参加はアジア太平洋地区の経済統合を促進する。
・同地区の、コロナ以降の経済復興に資する。
・同地区の貿易振興、投資の拡大に資する。
・中国の参加は経済協力と、地域統合が目的である。
 これに比してアメリカ、豪州の目的は戦争と破壊(wars and  destruction)である。


バイロン


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イケメン人気 トルードー首相の失点:カナダ総選挙 [アメリカ州]

任期2年を残し、先月突然、議会解散、総選挙に打って出たカナダのトルードー首相。

カナダの進歩派、若い有権者の人気を頼りに、6年続いた、彼の連立小党、自由党の党勢を伸ばそうとギャンブル解散。

今週はもう、投票である。

先週末、金曜日のカナダ放送局の世論調査で、野党、保守党との差がほとんどなくなっている。

トルードーの自由党支持者が31.6%。

野党第一党の保守党は、選挙に備え、党首を取り換えてオツール氏を選び、31.0%の支持率を集めた。

もう差は無いに等しい。

批評家は、保守党の進撃を下記の様に解析している。

・保守党党首取り換えが上手くいった。
 前党首は、頑固な保守主義者で、同性結婚反対、中絶反対、環境破壊の事実を認めず、化石燃料の
 開発拡大を提唱。
 新党首は、着任早々これらの党是を全面改訂、一挙に、トルードーの自由党政策とほぼ同様に改変。

・特に前保守党は 財政規律を主張し、コロナ対策の積極的金融緩和に反対だったがカナダに伝染が
 急増加。国民が一時的封鎖的コロナ対策でさらに経済的疲弊が進み、オツール氏は、180度姿勢を
 変え、積極的な困窮層への税制援助を提唱。
 支持率が跳ね上がった。

・トルードー首相のコロナ対策が定まらず、種痘強制の指向にさへ、多くの反対者がでている。
 斯様な”国難”の混乱時期に、巨額なカネと時間をかけて、なぜ総選挙を行うのか、保守党、野党各党
 は、”理由なき選挙”を強行するトルードーの基本姿勢を攻撃し、国民の同意を得始めている。

・一部評論家は保守党の返り咲きの可能性を示唆し、オツール氏の失言、”舌禍”を戒める。

バイロン

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偽装選挙:ロシア総選挙 [ロシア]

昨日終了のロシア下院議会(ヂューマ)450議席の総選挙。

欧米メデイアが徹底的に非難する、大統領プーテインと、与党連合ロシア党の選挙妨害工作。

国民の人気を集めた野党の代表者、ナヴァルニーを投獄し、彼の支持団体を殆ど全て、排除。

スポイラー候補を乱立させ、野党勢の分散をはかる。

投票場での生々しい票の移動、破棄の現場がカメラに収められてSNSに流れる。

投票率は、史上最低の45%程度。

20%開票結果、プーテインの連合ロシア党が40%でリード。

一方第二党の共産党が前2016年選挙時より倍増の20%で生活苦の国民票を得ている。

68歳のプーテイン、現憲法による大統領任期は2024年まで。

今回の総選挙で、勝利し、既に準備済みの憲法改正で、12年間の任期延長(2036年までの任期延長)と、反対政党、団体、NGO等の非合法化の諸法律の成立を狙う。

欧米の抵抗はあっても、プーテインのロシア国民の個人的人気は依然と高い。

”絶対永久政権”の確率は高い。

バイロン
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