英国の論調;トランプとガーデイアン紙

トランプの異常な振る舞いに英国ガーデイアン紙は社説で、下記主張している；

・英国は２１世紀の外交スタンスを見直す分水嶺に立つ。
　
　今後の根本的基調姿勢はー

　１）通商関係は多国間協定を基調とすべき。決して二国間協定を求めてはならない。

　２）アメリカとの関係を抜本的に見直す必要がある。

　　もう彼らは英国にとり信頼できる”特別な”友邦国ではない。

　３)欧州、カナダ、日本は新しくG-７の枠を超えて団結すべき。

　　対抗軸は、国際的不安定を狙う外交戦略のロシア、戦術的覇権主義の中国、排他的自国主義の　　アメリカ。

　　ここで三者が踏みとどまり、民主主義、国際主義を順守すべき。

　　トランプに寄り添うと、三者の譲歩、屈辱は回復不能の事態に陥る。

　　英国は欧州の一員として行動しなくてはならない。

バイロン

G-6体制;ドイツの風向き

ＤＷ紙の論評。

カナダのG-７サミットでまた露呈したトランプの異常性、傲慢さ。

法と秩序、戦後の世界の経験則を、完全に無視する”乱暴者”トランプ。

もうアメリカの指導性を求めても不可能で、トランプを懐柔するのは、彼の”違法性”をさらに助長する危険な動き。

この際、G-7はアメリカを除く,G-６に変身すべき。

今後、アメリカが”改心する”可能性は、有るが、土台、トランプを選んだのはアメリカ国民。

１１月の中間選挙で、議会を野党民主党が奪回しても、急旋回に態度は改まるまい。

国際外交、通商の舞台でアメリカの”指導力、信頼性”の回復は急には望めない。

この際,G-6、その他トランプ批判諸国は、合同して世界秩序の保護者として自覚し行動する時が来た。

バイロン