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ロシア アサッド支援強化 [中東]

昨日、ロシアは、シリヤ南西部の反アサッド反乱軍最後の拠点、デラーに猛烈な空爆を強行。

今年初めより、アメリカのトランプは反アサッド国際連合(英国、サウジ,UAE、ヨルダン)から手を引く動きで、アンマンの共同軍事司令部もトランプの決定に訳が分からず混乱中。

これに乗じて、昨日、約50の反アサッド反乱軍(Free Syrian Army-"FSA"-の旗印に纏まっていた)拠点にたいし、アサッドは大規模な陸上掃討作戦を挙行。

この攻勢に呼応し、ロシア空軍が一日で25回もの空爆出動で支援に出動した。

これまで、アサッドの大型攻勢を妨げていたのは、"乱暴な無法国家ーイスラエル"の動き。

アメリカの支援頼りに無法に近隣を武器で脅し続けるイスラエル。

シリヤへ宿敵イランの浸透する権勢を嫌い独自にイラン攻撃を強行してきている。

昨日の、ロシアーアサッド連合軍の、大規模軍事作戦、当然、親シリアのイランとも合意済みの動き。

即ち、イスラエルの反撃を予想した、準備ある動き。

トランプの混濁はイスラエルの効果ある反撃を不可能としていると読んだか。

トランプ支援は無いとみたのか。

複雑怪奇なシリヤ事情に、取りあえずは、鮮明な動きが見えた。

アサッド レジームは安定に向かう。


バイロン

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マクロン主義;移民対策 [欧州]

移民、難民対策で亀裂の走るEU。

昨日フランス大統領、マクロンは訪仏中のスペイン新首相サンチェス氏とパリで共同記者会見。

EUサミットを控え、移民対策の基本として下記を提唱。

・難民の一時受け入れ設備をEU協同で設立。
 施設のスペック、運用は、国連難民事務所の指定に従う。

・難民の亡命希望の審査期間、彼らを設備に留置し、亡命が認められぬヒトは出国元に強制送還。
 認められたヒトは,EUガイダンスに従い、EUメンバー国に分配移住する。

・EU指定による移民受け入れを拒否する国には、罰則を課す。
 一方で,EU参加により政治的、経済的恩恵を享受しながら、正当な移民受け入れを拒否する事は許 されない。


東欧のEUメンバーは余りに自己中の難民排斥対策を採り、”トランプ風のポピュリズム”の台頭を煽る傾向が強い昨今、"マクロン節"の厳しい反論表明。

移民受け入れ拒否に”罰則”の提唱である。


バイロン

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