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三度目の幸運? [連載ー英国EU離脱交渉]

”three time lucky(三度目は幸運)”とは、そう不運は続かぬとの諺。

動きのとれぬ英国メイ首相と議会の攻防。

昨日の最終議会決定は:

・来週火曜日、改めてメイ案につき三回目の議会採決。(三度目は幸運か?過去二回否決されてい  る。)

・可決されたらメイ首相はEUに対して離脱時期を今月末から3ヶ月、6月30日まで延期するよう要請 する。その間メイ離脱案を更に詰め議会に再びかける。詰められぬとも6月30日をして離脱。(欧 州議会選挙に英国は代議員を選出しない。)


亦、矛盾を含み、ごちゃごちゃやっている。

タンゴを踊るには二人のダンサーが必要。

ダンスを踊らされるEU側は、独り勝手の相方に呆れかえっている。

バイロン
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両面太陽光パネル [テクノロジー]

電源として近年、石炭、天然ガス、風力を圧倒している"新電源”は太陽光。

昨年全世界で太陽光発電への総投資額は1300億ドルを超え他の全ての電源投資を上回った(ブルンバーグ紙)。

太陽光発電のコストは近年予測を遙かに超す低減スピードで、世界各国で、初期起業の補助金制度が不要の競争力を持ち出している。

補助金消滅で更に企業間競争が激化し、技術革新が進むインセンテイヴを産んでいる。

英国はヨーク州での35、000キロワット能力の太陽光発電所、1万人の住民に電気を配給する初の助成金、助成制度(従来の電力会社が強制的に買い上げを求められる)無しの新規事業を立ち上げる。

本年末に操業開始。

事業主はグリッドサーヴ社。

世界で始めて"本格的に”従来型の太陽光パネルから進化した"両面太陽光パネル(bifacial panel)"を使用する。

これまで、太陽に面しない裏面のパネルには電気への変更能力を期待していなかった。(現在実験に供される両面パネルは全パネルの1%程度)

新パネルは裏面にもガラスを配し、地面、周辺から反射する太陽光を拾い20%の発電増を期待する。

グリッドサーヴ社は両面ガラスパネルは殆どコスト増を招かず、地勢により10年後はは全てのパネルの三分の一が両面型となろうと予測している。

太陽光の弱い英国にして強気の発想。

バイロン
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59-41:トランプ敗北 [アメリカ州]

メキシコ国境の壁を建てる資金を議会が承認しない。

トランプは”国家非常宣言”を発し、戦時同様、議会の掣肘を排し大統領権限で資金をひねり出そうとしている。

アメリカ下院は圧倒的に野党民主党優勢で、大統領の非常事態宣言の無効を決議。

上院の判断にまわされていた。

昨日の上院採決。

移民の流入を戦時と同じく"非常事態宣言"は余りに常軌を失していると、与党共和党から多くの造反者が出て59-41の予想外の結果で、大統領非常宣言の拒否となった。

両院一致の採決で形式的に非常宣言無効の”法律”となる。

トランプには”法律”を認めるか、拒否権(veto)を発するかの二者選択となる。

上院採決の直前、トランプに逆らいそうな自党の上院議員に、”反対するのは、民主党ペローシにだまされている。不法移民をオープンに許す犯罪だ。”と得意のトウイッターで個人攻撃を繰り返していた。

議決後、彼はトウイッタで一言"VETO!"と吠えている。

大統領拒否権をひっくり返すには上下院それぞれ三分の二の票が要る.(上院はそこまで造反が進んでいないが、ほころびは顕著)。


バイロン
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