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トランプ壁建設強行 [アメリカ州]

トランプが終に強行に出た。

昨日、国防省は配分されている予算から使途目途を離れて、メキシコ国境の壁建設に10億ドルを回すと、議会に通告。

全長2000マイルに及ぶ国境のほんの一部、約60マイルに18フィートの高さを持つ壁を建設するとする。

追加の壁建設、その費用の捻出は同じく議会に諮らず、他省庁の予算から流用する、とする。

両議会が拒否した、トランプの国家事情事態宣言に元ずく緊急予算処置の強行である。(両議会決定の非常事態宣言無効法には、トランプの拒否権が発動されている。)

両議会とも騒然としているが、特に、民主党は団結を固め、トランプの議会軽視に反対姿勢を固めている。

具体的に如何なる具体的抵抗に出るのかは、不明だが、相当の騒動となりそう。


バイロン
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モテモテ習主席 エアバス大量お買い上げ [国際]

イタリアでは、古代シルクロードの復活を認めさせた中国習主席、今度はパリでまたもや”異常な”人気振り。

さもあらん、アメリカ製造業の宝冠ボーイングがエイスとして売り出した737-8型機が世界で袋だたき。

昨日、パリを訪問中の習はアメリカ製航空機を見向きもせず、欧州の対抗馬、エアーバスの大量買い付け、一挙に300機(A320型機 290機、A350型機 10機)の購入契約に署名。

総額、340億ドルの大盤振る舞い。

フランス、マクロンは習を抱きかかえて歓喜のジェスチャー。

エアーバス社長は、今後中国こそ発展の最高市場だと徹底したサーヴィスを誓っている。

バイロン
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ゴラン高原:トランプ大統領令 [中東]

昨日トランプは、シリヤのゴラン高原をイスラエル領と承認する大統領令に署名。

歴代のアメリカ政府の立場を”ひっくり返した”。

各国の反応:
・シリヤ;”トランプ宣言”はシリヤの主権を真っ向から無視する暴挙。
 主権国として占領された国土の回復は正当な行為。
 トランプ宣言は、アメリカを一層孤立させる。

・パレステイナ アバス大統領;トランプは、国連安保理、国連総会の決議、および中東和平枠組み 合意を無視する権能、合法性を持たない。

・ガザ地区ハマス代表、ハニヤ氏;ゴラン高原はあくまでシリヤの領土であり、イスラエルの違法 占領下にある。

・国連事務総長ガテラス氏;ゴラン高原の法的立場は変わっていない。
 1981年の安保理決議ーイスラエルのゴラン高原の占領政策は”無効(null and void)”。
 イスラエルは即時、ゴラン高原から撤退すべきであり、更に付随した種々決議により、イスラエル の領有は認められない。

・カタール政府;トランプ宣言を拒否。ゴラン高原はイスラエルの違法占領地だと再確認。

・トルコ;トランプ宣言を認めない。国連を通じ、対抗策を採る。

・アラブ リーグ;トランプ宣言は事態を何ら変更しない。

・ドイツ、フランス、英国等、対策を考慮中。


バイロン



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南北戦争 [アメリカ州]

アメリカ下院議会、全7委員会の議長(全て民主党)は連名でバー法務長官に対し、4月2日までにミューラー特別捜査官の最終報告の全文、および関連するサポート資料につき、提出を求めた。

他方、上院を根城とする共和党は、ミューラー報告がロシアゲイトを否定したとし、ミューラー捜査そのものが政治的で違法だったと、関係者の調査を開始する、と宣言。

トランプは、”魔女狩り”の始末をつけると居丈高。

また、ミューラー捜査につき、主たるメデイアで盛んにトランプ批判を行った反トランプ言論に関し、2020年トランプ再選組織は、今後、テレヴィでの一方的な報道を控えるよう”正式”要請。


いよいよ、”南北戦争”の再来の様相。

バイロン
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議会政治の真髄? [連載ー英国EU離脱交渉]

切羽詰まった英国メイ首相。

国民投票に沿って2年前政権を託された。

EUからの離脱が党是である。

ここ数週間の英国議会、なるほどパーラメント(仏語パルレ、話す、が語源)の本領発揮で”自由闊達”な議論には驚かされれる。

筆者が50年前に始めて英国駐在した際、議会で、カジノでのルーレットの当たりにいくらの勝ち金を支払うべきか、その”支払率”につき長々と論議されており、議会とはここまで話題にするのかと驚いた。

伝統は消えていない。

昨夜の議会。

メイ首相の離脱案につき、その他の選択枝が無いのか、議会が挙げて(cross-partyー超党派的に)検討する動議に賛成の議決を行った。

これから数日、種々の”プラン B"につき動議が出され検討される。

一方、時間とEUは待ってくれない。

昨夜の英国議会決議に対し、EU委員会は改めて;

・今週中に英国議会が離脱に関し決定的決断を行わない場合、4月の12日に”離脱しなけらばならな い”、と現在のEU立場を再強調し、

・何らの合意無しに英国が離脱する可能性が高まったと警告を発した。


バイロン
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