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台湾の友好国 [アジア]

台湾の現政府の長、民進党の蔡英文は14代目の中華民国総統。

就任以来、中国本土の強烈な圧力を浴び続ける。

分離独立はおろか、自立自治の気配さえ許さない。台湾は中国の一部なのだ。

民主主義、自由交易を標榜する祭女史は来年1月に選挙を迎える。

中国の外交圧力で公式に台湾を国家と認める国は世界で17カ国に減ってしまった。

その内の6カ国が南太平洋に浮かぶ小国。

祭女史は本日から、1週間の予定で、"友邦国”、パラオ、ナウル、マーシャル諸島の三カ国を歴訪して友好の絆を確かめる。

問題は、帰国の途上、ハワイに立ち寄る予定に対し、中国政府が強烈な抗議中。

アメリカ政府は、抗議を退けている。

バイロン
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若者とタイの総選挙 [アジア]

アジアでソーシャルメデアが最も浸透しているとされるタイ。

今週末24日が総選挙。

軍事クーデターから5年。

プラユー将軍の軍政府が施行する初めての総選挙。

将軍は新憲法を発布して、上院の250の議席全てを軍政府指名としている。

従い、週末の選挙は下院の500の議席を巡る軍政府対その他の戦い。

国外追放のタクシン元首相のプエタイ党(赤シャツ党)、その亜流の多くの小党が乱立。

勢力を伸ばしているのが若者の支持を受ける”将来前進党”。

軍事費を社会保障に振り向けよと論陣を張る。

テレヴィも、ラジオも頼らないフェイスブック等ソシャルメデイア一辺倒の選挙戦。

完全な"21世紀党"と評判の新党。

世論調査がまだ進歩していないタイだが海外メデイアの取材ではタクシン支持者が強く、軍政反対が圧倒的と見る。


タイ人口6900万人。

有権者5100万人。

18才から25才の”若者有権者”は700万人で有権者の10%を超す強力な票田。

バイロン


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EUの混乱 [連載ー英国EU離脱交渉]

本日ブラッセルでEU27カ国サミット会議。

英国メイ首相の依頼である離脱時期を今月末から6月30日に延期する案を討議する。

現地よりの報道では首脳側に一切のコンセンサスが見えない。

ドイツのメルケル首相は、"濃霧の中の運転”しか手がないと発言。

先が見えないから、取りあえず視界の許す範囲だけ進もうとの提言。

他方、メイと英国議会への信任は"ゼロ"であり、これ以上、英国の政治的病理と付き合うと、EU内部に飛び火する危険があるので、この際英国を切り捨て、EU組織の防衛に向かうべきだとの強硬意見も報じられる。

実務的問題として、本日のサミットで何が決まろうとも、各メンバー国では個別に批准行為が必要でその準備期間が必要。

従い"短期間"の離脱延期はやむなし、とする向きもある。

もう一つの実務上の問題点が5月の欧州議会選挙(本欄で既報)。

さながら五里霧中の離脱狂想曲。


バイロン

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