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ハウウェイの躍進とEU [テクノロジー]

トランプ政府の執拗な妨害工作にもかかわらず中国IT産業界の雄、ハウウェイ社(ハウウェイ テクノロジーズ、深圳本社)の業績は目を見張るようだ。

昨年暦年の国内外の売り上げは前年比19.5%増、利益は25%増となった。

特にスマートフォーンの売り上げが45%の急増だった。(昨年、ハウウェーのスマートフォーンはアプルの5割引の価格で人気を博し、世界の販売台数で始めてアップルを抜いている。)

昨日、EU委員会は、ハウウェーに関する対応に関し、EU統一の政策を採らず、各メンバーの個別対応に委ねると決定。(トランプ政府の強い要請に逆らう自主規制の決定)

ただし、スパイ行為等不正行為の摘発に関しては共同監視の呼びかけを行った。

現在、ハウウェーは世界最大の”テレコム機器”のメイカーで世界市場の28%を占め、エリクソン、ノキアを遙かに凌駕している。

世界が5G環境に移行準備に入り、彼らの機器は圧倒的に人気が高い。


バイロン
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WTOエアバス勝訴 [国際]

15年来続くアメリカ ボーイングと欧州エアバスの抗争。

WTOの裁定権を巡って双方とも相手を訴追してきた。

共に、不当な政治助成金の非難。

最も新しい訴えは、エアバス側からで最近の5回の国際商談でエアバスがボーイングに敗退した事案。

その原因がアメリカ連邦、州税の特別優遇処置、および各種補助金、および補助制度による不当競争だと訴えてきた。

今週、WTOはエアバスの訴追を認め、ボーイングの罪状が確定。

今後手続きとしては、エアバス側からの損害規模の実定とその請求、また、EUから罰則として、アメリカ製品のEU輸入に一定の懲罰関税の付加が許される。

ただし、両方の行為は別途WTOの許可が条件。


トランプなる異常児の出現で、EUとアメリカの通商関係はテンションが高まっている。

EUの対抗姿勢は日に日に先鋭化している。


バイロン


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トルコとアメリカ;F35戦闘機 [国際]

トルコはNATOの重要メンバーである。

それなのにアメリカとは諍いばかり。

トルコは、対空ミサイル防衛にロシア製、S-400の購入を決定している。

アメリカは、”仮想敵国ロシア”から、防空装置を入手すれば、肝心のNATOの攻撃力がロシアに筒抜けになると大反対。

S-400で無く、アメリカ製ペイトリオット装置を購入せよと圧力をかけ続けてきた。

また、反対すれば、NATOの同盟国なのに制裁を課すと脅しもしてきた。

今度は今週、米上院軍事委員会で、トルコに受け渡し合意済みのF35ステルス戦闘機の受け渡しを一時停止する法案提案に決定。

ロシア ラヴロフ外相は至急トルコに飛ぶ。


バイロン
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英国EU離別の日の博打 [連載ー英国EU離脱交渉]

もう誰にも分からない。

本日がリスボン協定50条に定めの英国がEUから正式に離脱、独立するその日である。

メイ首相は過去二回彼女がネゴったEUとの離脱協定案を議会で否決されている。

メイはのるかそるかのギャンブルに出そうだ。

国会(下院)議長は、同じ内容の離脱協定案を、またもや議会にかけることを時間の無駄と拒否している。

そこで、前二回の提案時に、協定と抱き合わせだった将来の英国とEUの友好関係を誓う”政治宣言”を切り離し、”裸の”協定案そのもを議決にかける。

議会内に、余り”論議ばかりに夢中”で、行方を見失っているとの反省が強まった。

この際、取りあえずメイ首相案を受け入れて、その後の、EUとの交渉段階と切り離し、前に進もうとの気運が見える。

メイは、”三度目の正直”で、本日議会議決を求めるかも知れない。

若し拒否されると、”崖から落ちる”-無協定のママの断絶的離脱に繋がりそうだ。

バイロン
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