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トランプ:今度はゴラン高原 [中東]

1967年中東六日戦争。イスラエルはシリヤのゴラン高原を占領。

1981年にイスラエルは同高原を自国領土として領有宣言。

これに対し、国連安保理は承認せず。

ゴラン高原はシリヤの領土でイスラエルの"占領下"にあると断定。

高原に入植のイスラエル住居を違法占拠と断じてきた。

先月も国連シリヤ特使ピーターソン氏は、従来の国連、国連安保理の決定である高原はシリヤ領土だとの確認を行ったばかり。

今週、トランプは、ゴラン高原はイスラエルの領土として承認するとトウイッター。

独り"希望無き"イスラエル首相、ナタニエフが小躍りしているが、トランプは中東不安定増幅に得意の一石を投じて意気揚々の態。

たちまち、国際社会に反抗の声。


バイロン

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霧中の安全運転 [連載ー英国EU離脱交渉]

昨日のブラッセル、EUのサミット。

土壇場の英国離脱を如何に裁くか。

今回英国議会の反抗に追い詰められた英国メイ首相の懇請は、リスボン協定50条による離脱期限、今月29日、を6月30日まで延期すること。

これに対し、昨日のサミットの裁定は;

・リスボン協定の期限まで未だ一週間ある。
 英国議会は、"来週中”にこれまでメイ内閣とEUが合意している離脱協定につき、賛成の票決を行う こと。
 議会の同調で協定通り3月29日に正式離脱となる。

・若し、議会が合意しない場合は”4月22日”までに、英国政府は明確に、"具体的に”EUにたいし何を求 めるのかを表明すること。
 4月22日は英国法規上、欧州議会へ、英国の議員を送り込むか否かの最終決定期限日。

・4月22日の"新提案"につき、EU27カ国は検討する用意あり。

以上、フランスマクロン大統領の強硬姿勢(今月末までに、英国議会の立場が現状のように不明確なら
リスボン協定通り、延期無く離脱すべき、とする)、にたいし、ドイツメルケル首相の、"霧の中ののろのろ運転"方式(目に見えるだけの事はすべき)が勝利した様子。

英国には、”一寸刻み5分試し”の苦難が続く。


バイロン
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