SSブログ

トランプの中国貿易戦争 [国際]

週明けの国際株式市場、先週のトランプの対中新規関税課徴のトウイッタ―で一時下げ模様だったがすぐさま持ち直している。

NBCに記載の北西大学(Northwest University )中国政治専門Hurst教授の見解;


・中国は、もうトランプの激烈語には馴れている。

 言葉ばかりで大したことは無いと読み切っている。

・中国政府はトランプを”弱く(weak)支離滅裂(erratic)な”大統領と見ている。

・トランプの”トウイッタ―外交”は、益々同盟国を混乱、離反させ、国際社会に不安定性を増してい る。

 この事はトランプは日々、自らアメリカの国際的威信を傷つけて、アメリカの”友邦国”を失ってい る事を意味し中国にとり、歓迎すべき展開である。

・中国政府はトランプを敵とは見ない。

 むしろ国際社会に背を向ける”外者(outliner)”と扱い、彼が自ら破壊しているアメリカ覇権部分は自 然に中国の手に落ちるとの見方を採っている。

・継続中の貿易交渉だが、中国は長期的視野をとる。

 トランプは次期選挙戦に米中貿易戦争を利用しようとしているが、中国は交渉を長引かせる作戦 を採る。

 長引かせればアメリカ国民経済はそれだけ傷を深める。

 アメリカの経済の弱体につながり中国には歓迎すべき展開だ。


バイロン
nice!(1)  コメント(0) 

台風の目;テリー ゴー [アジア]

彼の父は山西省出身、蒋介石と共に共産党と戦い、台湾に逃れた。

息子、郭台銘(英文名はテリー ゴー)は母親のへそくりから僅かな金を貰い小さな町工場を開きテレヴィのつまみを作り出した。

その町工場が、今や世界に押しも押されぬハイテック企業の雄、鴻海精密機械(ホンハイ)にのし上がった。

アップルのスマフォをアセンブルして世界一。

工場を中国本土各地に置き、中国最大の雇用主、輸出業となっている。

習主席とは、従い、昵懇の仲。

年商1600億ドルを叩き出す大企業とはなった。

テリー ゴーの経営は独裁的、超ワンマン経営で知られる。

日本のシャープまで手中に収めたやり手。


ゴーは昨年来アメリカ、ウィスコンシン州に液晶パネル工場の建設計画を打ち上げて突然トランプと”盟友”となった。

郭氏は来年の台湾総統選挙に出馬宣言。(本欄でも触れた)

現在、野党の国民党からの出馬である。

現与党、民進党の独立指向に比べ親本土に傾く。

彼は昨日記者会見で世間を驚愕させた。

曰く、”中国政府は中華民国(台湾政府と同義語)の存在を認めるべきだ”との衝撃発言。

台湾を併呑するとする習ドクトリンに真っ向から逆らう発言である。

習主席とは昵懇の仲だと喧伝されてきたテリー ゴー。

商売のネタは中国内にばら撒かれた工場にあり。

そこを忘れてトランプと手を組むのか、何の利益があるのか。

”ワンマン”テリーの言動に台湾は混乱。

バイロン

nice!(0)  コメント(0)