ホルムス海峡閉鎖の脅威

トランプのイラン締め上げは極端に走る。

原油の輸出を強制禁止、国軍と同列の革命防衛軍をテロリストに指定。

あらゆる制裁を独自に課している。

国際協定の核平和協定を他の署名国を無視して破棄し爾来イラン潰しの音頭をとる。

先週よりイラクを初めイラン周辺国のイランとの通商を禁止する具体的工作に走る。

イランの経済、民生の状態は日に日に悲惨さを増している。

革命防衛軍のテロリスト指定で、国内の国粋派、右派陣営の反米姿勢はエスカレイトの一途。

先週、ロハニ大統領は、６０日以内に核協定署名国がイランの制裁、特に銀行業務の国際市場からの閉鎖行為につき、完全解除を行わなければイランも協定を破棄し、核濃縮ほか、軍事用途の原子力開発を開始すると声明を発した。

又大統領は、革命防衛軍首脳と”ホルムス海峡閉鎖”の可能性につき共同して指摘した。

海峡は世界海上原油通商量の３割の通過点。

閉鎖になると、世界第三次大戦の引き金となりかねない。

バイロン

トランプと中国；明日が分かれ目

中国政府(商業局)は声明を発した。

”アメリカ政府の追加輸入関税が実行されれば、中国政府は、相応の報復対策を採る。
米中関係ばかりでなく国際通商の視点から米国政府は追加課税を実行せぬよう要請する。”。

初めて、中国政府の強硬対抗姿勢が鮮明になった。

中国交渉団長、劉副首相は本日ワシントン入り。

米政府は、明後日、金曜を期して交渉が不調の場合、同日以降、中国港湾で荷積される対米輸出品目(現在の課徴関税率１０%の対象品目)につき、関税率を１０%から２５%に引き上げる準備を完了と強調。

トランプは盛んにツイッターでわめき散らかしている。

曰く：

　”中国は交渉中途で約束を打ち消した。交渉を長引かせ、バイデンと腰の弱い民主党と交渉しよう　と、図っている。”。

　”バイデンに任せればアメリカは継続して中国の餌食になる。”

　”金曜以降、追加関税でアメリカ国庫に１０００億ドルが入る。アメリカにはいいことで中国には　悪い事。(幼児語で他に訳しようがない。）”

双方のにらみ合い、明日が一つの峠。

バイロン

トランプと議会 闘争開始

昨日、アメリカ下院法務委員会は法務長官バーを議会侮辱と非難決議。

トランプのロシア疑惑を捜査した法務相省特別捜査官ミューラーの報告書を、削除無しに同委員会に提出する命令に従わなかったため。

トランプは、法務委員会の要求は党利党略に発する政治的なもので、受諾する根拠なしとし、今後、ミューラー報告に関して大統領府と行政組織は、一切の議会要求を拒否すると宣言。

大統領特権"presidential　privilege”による当然の処置だと宣言。

一方、下院歳入委員会は財務省傘下の国税庁に対しトランプの過去の納税申告書の提出を要求中。

これに対し、財務長官は提出を拒否。

トランプは委員会要求が政治的策略だとして一切の協力を拒否するよう指示。

委員会は、国税庁を告訴する挙に出る。

終に、トランプと議会の戦いが表面化してきた。

バイロン